Everything's beautiful

辺境の地で愛を叫ぶ

「"NEWS"と"音楽"」インタビュー感想

「4人のNEWSがすごい好きだったから」

インタビューを初めて見た時シゲのこの言葉に思わず涙した。どういう涙なのかわからないけど「そうか」と思った。わたしも好きだったよ、4人のNEWS。きっとみんな好きだった、小山さんもまっすーも、そしてたぶんいなくなった彼も。

それに対して小山さんの返した言葉がすごくよかった。

「とっても成熟してきた9年だったよね」

わたしはこの9年のうちの5年しか見ていないから、知らないことも捉えきれてないこともたくさんあるとは思うけど、そのうえで4人の5年間と、3人の2年間を見てきた思いを、メンバーでありながらNEWSの1番のファンでもある小山さんの言葉に沿って残しておきたいと思った。

「とっても成熟してきた9年」があったからこそ、シゲは3人でやる意味を考えて迷い、まっすーは3人で続けることを即決したんだなと思うと真逆のシゲマスがとても愛おしい。

まっすーはNEWSが新体制となった当初から、「3人になっても何も変わらない」と言い続けていて、わたしは何も変わらないわけないのにすごいこと言うんだな、と、そんな強さが眩しくてさらにまた大好きになったんだけど。

でもまっすーは本気で"何も変わらない"と思ってたことをこのインタビューで思い知らされた。

「言い方悪いけど、そんなに大きいことだと思わなかった」

それは"強さ"というのとはまたちょっと違うというか、まっすーにとってはNEWSを続けていくことは音楽を続けていくことであり、ごく当たり前のことだったんだと。

「とっても成熟してきた9年」がまっすーにとって、迷いと混乱と戸惑いから始まったことはこれまでも何度も聞いてきたけど、4人でできることを考え、パフォーマンスを磨き、そして4人で届ける"歌"を歌い続けてきたこと、4人の思いが込められた歌を、それぞれの声質を生かした歌割りで最大限に引き出して歌い、それがたくさんの人に届いたことで、4人のNEWSを確立させてきたこと。まっすーにとっては、3人になってもやるべきことは何も変わらないという思いがあったのかなと思う。

「俺守るし」「俺いるし」まっすーの言葉からこれまでやってきた自信と自負をめちゃくちゃ感じたし、だからまっすーは何も迷わなかったんだろうなと思った。

デビューの時からそこにあった3人の声。今のNEWSがその3人で歌うことは、まっすーにとってごく自然で当たり前のことだった。

対して「なんのためにNEWSをやるのか」「(3人で)やる意味あんのかな」を考えてグレーだったシゲ。

ファンにとってみたら3人がNEWSを続けてくれること、そのことが1番大事で、そこに意味なんてなくてもよくて、でも「意味がなければ」と考えてしまうシゲのことがすごく理解できてしまうのは、わたしも自分が"ファンでいる意味"がわからなくなっていた時期があったから。

理解できるなんてめちゃくちゃおこがましいけど、でもやっぱりちょっとわかってしまう。

今ならファンであることに意味なんていらなくて、ただカッコいいから、好きだから応援する、それだけでファンだと胸を張ってもいいんだとわかるのに、どうしてもそう思えなくて苦しすぎて、もう降りたいと思ってた時があった。余談だけれど。

そんなシゲが「3人でやる意味は音楽」で、「3人でやる音楽面白そう」って思ってくれたことが素直にうれしい。シゲが「音楽」に3人でNEWSを続ける意味を見出してくれたこと、それが3人で歌ってきた歌になり今回のアルバムに繋がり、初めて3人で作るライブにもなっていくことを思うと、そういう流れというのか、思いの繋がりがあって今ここにNEWSがいることがより尊く愛おしく思える。今届けてくれる楽曲たちにもより思いが増していく。

https://youtu.be/k1uNIeu1Agw

わたしは4人のNEWSの歌がずっと大好きだったけど、3人になってからの方がもっと心揺さぶられることも、苦しくなるくらいに大好きだと思うことも増えて、それはまっすーの歌声がファンになったきっかけでありその声が大好きな自分にとって"まっすーの歌割りが増えたから"という理由が大きいような気がしてたけどそうじゃなかった。

「『こっちの方がいいじゃん』と思ってもらおう」さらっと言っていたけれど、そんな強い気持ちが芯にあったこと、そしてそう思える根拠はやっぱりこれまで積み上げてきたものへの自信だと思う。自分たちの音楽に真摯に向き合い真剣に取り組んできたからこそ、今3人で作る音楽や3人で歌うことを心から楽しんでいて、だから聴く人の心を震わせるし、こんなにもNEWSの歌が好きだと思わせてくれるんだと思う。

小山さんのインタビュー、すごくすごくよかったね。

メンバーだからこそ引き出せた感情、小山さんとシゲ、小山さんとまっすー、それぞれ真剣でありながらも和やかな雰囲気で、これまで一緒に過ごしてきた年月をとても感じて愛おしさがより増した。

綺麗に晴れ渡った空の下で、ケーキ食べるだなんだで文句言いつつ、穏やかに笑いながらフェードアウトしていくの最高だったよ。

ありがとう。これからもずっと大好き。