Everything's beautiful

辺境の地で愛を叫ぶ

増田さん誕生日に寄せて。増田さんとの8年を振り返ってみた(あとMUSIC DAY)

この前のTHE MUSIC DAY、増田さんは「ロングトーンをどこまで伸ばせるか?」という企画に挑んでいた。

結果はチャンカパーナ10秒、 LOSER16秒で、MCの櫻井くんも水トちゃんもその長さに驚いていた様子だったけれど、本人としては納得いくものではなかったらしい。

翌日に更新されたジャニーズwebで「楽屋ではもっと出来たのに」「本番では思ったより出来なかった」「本当はもっと伸ばせるもん」(←かわいすぎか??)と、そんなふうにちょっとおちゃらけて綴った行間から、悔しさが滲み出てるようで、少しだけ胸がキュッとなった。

 

大型音楽特番でグループとして歌を生放送で披露できる機会は年に数回しかなくて、そこでロングトーンを伸ばすチャレンジの企画は歌やパフォーマンスをしっかり見せるのとはちょっとズレている気もしないではなかったけれど、増田さんはきっと自分が歌の企画で求められたことがたぶんすごく嬉しかっただろうし、それに全力で挑んで、そして思ったより出来なかったことでちょっとだけ悔しい思いもしたりしたのかなと思うと、そのすべてが愛おしかった。

なによりも増田さんのロングトーンがひとつの企画としてフィーチャーされるのは、それだけ知ってもらえて認めてもらえている証でもあって、それもすごく嬉しかったし、歌の表現力を着実に伸ばしてきた成果だと思うと胸が熱くなる。

 

わたしは増田さんのファンになって先月で8年経った。

なぜか今年は「もう8年経ったんだな」と事あるごとに思うことが多かった。

10年という区切りならわかるけど、まだ8年なのに、もう8年か、という思いがとても強い。

増田さんの歌を聴いて、心を撃ち抜かれたあの瞬間のことはいまだに忘れられないし、そこから転がり落ちるようにファンになって8年。

ダンスに魅了され、バラエティーでの活躍も、役者として見せる様々な表情にも、いつも心を惹きつけられてきた。

でもわたしの心の中心にはあるのはいつも増田さんの"歌"だったように思う。

THE MUSIC DAYシャッフルメドレーでの「空と君のあいだに」

うまいなんていうものではなかった。ほんの一節の歌で、たくさんの人の心を震わせた。

わたしがあの時歌で撃ち抜かれたように、きっとこの歌で増田さんに転がり落ちたファンも誕生したと思う。

8年前から、いやもっともっと前からもちろん増田さんの歌はすごくうまかったけれど、わたしが見てきたこの8年でも増田さんの歌はさらに進化し、声量がすごく増したし表現力も格段に上がっているように思う。

特にわたしが変化を感じるのは"がなり"というのだろうか、喉を鳴らして歌う歌い方で、これはたぶんトップガンのラップの時くらいから顕著に出すようになった気がしている。

増田さんの持つ伸びやかで明るい歌声はそれはもう魅力的で、それをがなりで一変させる表現力まで身につけた増田さんの歌には、何度だって心狂わされてしまう。

 

8年という年月は、歌だけでなく増田さん自身も緩やかに変化させてきたし、グループ自体にも幾度めかの変化があったし、わたしの感情も変化してきた。

いろんなことがあったけれど目に見える外的なものだけでなく、自分自身の中の変化に戸惑いが生まれ、これまでと同じようにまっすぐに増田さんを大好きで応援していけるのかと不安に思うことも増えた。

いろんなことを感じたり思ったりしすぎてしまって、いつも混沌としている自分に苦しくなる。

でも増田さんの歌を聴くと、何かを考えたり今自分が何を感じているかを自覚する間もなく、心に沁み込んでくる歌に涙が溢れてしまう。

そんなことが何度もあった。

増田さんの歌が好きという気持ちがずっと心の芯にあったからここまで来れたんだなぁと思う。

増田さんの歌が、その声で表現するすべてが、わたしをここまで導いてくれたし、心震えるほどのたくさんのすごい景色を見せてくれた。

 

増田さん、誕生日おめでとう。

歌い続けてくれてありがとう。

たくさんの人のたくさんの感情を引き受けて、強く優しく眩しく、ステージに立ち続けてくれてありがとう。

NEWSとして、増田貴久として、ステージに立ち、歌い続けるあなたをこれからもずっと見ていたい。

37歳の増田さんも、きっと今よりももっとずっと。大好きです。