Everything's beautiful

辺境の地で愛を叫ぶ

当たり前にそこにあるということ

110日に放送されたBS-TBSX年後の関係者たち」は吉田カバンの回だった。

そこに立ち合い人として登場したのは、PORTERを愛してやまない我らが増田さん。

 

 

全身PORTERのコラボアイテムを身につけてきたその姿にも、中学生の時に初めて買ったという自身がハマるきっかけとなったタンカーを持参して見せてくれるところにも、10年近く前に手に入れてからずっと愛用しているビッグサイズのタンカーが、缶バッジやスタッズのカバーなどでオリジナルにカスタムされてるとこにも、その偏愛っぷりが表れていてとても愛おしい。

吉田カバンの方たちや職人さんのお話を聞く真剣な眼差しにも、「縫い目で飲める」と目をキラキラさせるところにも、わたしはそんな増田さんを見ながら飲めると思ったし、もっとこの人に酔いしれていたいと思った。

 

好きな人が好きなものに夢中になっている姿に、なんでこんなにも胸を打たれるんだろう。

 

装苑でもminaでも、自分の大好きなものについて語る増田さんに、わたしはいつもいつも心を撃ち抜かれ続けている。

 

そして「丁寧に使っているから味が出ていない」と言うそのセージグリーンのタンカーがアップで映し出されたその隅っこに、ほんのわずか、かすれた跡を見つけて思わず涙したくらいに、わたしの増田さんへの偏愛は重くて、そんな自分が増田さんのモノへの偏愛ぶりを見せてもらえたことで、「何かを愛する気持ち」という共通点で繋がれたような、そんな気持ちになれただけでこの番組に増田さんが呼んでもらえたことに感謝しかない。

 

ここまででもうじゅうぶんにわたしの感情は溢れてしまっていたんだけど、さらに番組の締め、MCカズレーザーさんにコメントを求められた増田さんの言葉が、わたしには刺さりまくってしまった。そしてそこから思うことを残しておきたくて久しぶりにこんなブログを書いている。

 

 

以下2人のそのやり取りから

 

 

カズさん「増田さんはユーザーとしてどんなチャレンジを吉田カバンさんにしてほしい?」

 

増田さん『いや僕は、変わらずなんか、ずーっと当たり前に、勝手になんですけど当たり前にあるものだと思っちゃってるので、ずっとほんとに、変わらずいてほしいなって』

 

カズさん「当たり前にあるってすごいですよね」

 

増田さん『変わらない中での進化っていうのはもちろんたくさんされてるんでしょうけど、僕らは自然と変わってないものとして認識できる、いつもある存在っていう安心感ですかね』

 

カズさん「これが当たり前で本当に変わってなかったらたぶん飽きちゃうんですよね。変わってるからこそ当たり前に思える」

 

 

増田さんって本当に身の回りにある物を大事にしてるし、自分が愛して大切にしている物が、当たり前にそこにあることで、日々気持ちが救われたりモチベーションになったりもしていて、大きく捉えればそういう物への意識や愛着から、増田貴久という人が作られているんだとも思えるし、そしてその意識がNEWSとしての在り方に繋がってるのかなとも思う。

 

『当たり前のようにNEWS増田でいたい』

前に雑誌で語ってた言葉もだし、ラジオやwebでもことあるごとに「ずっといるじゃん」と伝え続けてくれてることもだし、自分の愛する物たちが当たり前にいつもそこにあることで増田さん自身が救われているように、NEWSを愛してくれてる人たちにとって、NEWSはいつでも当たり前にそこにある、そんな存在でいたいんだろうなっていうのをすごく感じた。

そしてそのためには進化をし続けないといけないことを、きっと誰よりも身に染みてわかっているであろうことも。

 

 

アイドルという仕事ってどうしても期間限定というか、推してる側としてはいつか終わりが来るということを意識せざるを得ない部分はどうしてもある。

特にNEWSはこれまでもたくさん形が変わってきて、いつ終わってもおかしくないような状況もたくさんあった中で、常にそういう意識が付き纏ってるようなところがあって。

でも3人になってやっと今ここから、活動も安定から成熟へと向かっていけそうな状態になれていることを思うと本当にうれしい反面、今の形からこれ以上メンバーが減ってさらに続くということはもう絶対になくて、ということはNEWSという形がどういう終わり方になるのか、ということをどうしても意識せざるを得なくなる。

今どれだけ好きでいても、いや好きであればあるほど、その熱が強ければ強いほど、終わりが来ることが怖くて悲しくて、だからどうしてもその心構えをしておきたくなってしまう。

 

ただわたしは3人になってからの増田さんが、NEWSに対しての愛を超えた執着と言ってもいいくらいの熱量で、NEWSに向き合い続けてるのを見続けてきて、「当たり前にNEWSを続ける」ために、あらゆる努力を惜しまない姿を見てきた中で、音楽ツアーで言っていたように、NEWSが20周年を超えたあとも、本気で60周年も120周年も目指そうとしているんだと思うようになった。

この人はたぶん本気で、自分の寿命が尽きるまでNEWSで居続けようとしているんだと。

 

いつか終わりが来るから今を全力で応援する、それがアイドルのファンとしてのあるべき姿なのかもしれないけど、わたしは増田さんがNEWSとして今までもこれからも、当たり前にそこに居続けようとしていることを確信して、「いつか終わりが来る」と思いながら応援するのは、増田さんに対してとても失礼なことかもしれないと、そう思うようになった。

だからわたしも愚直に一途に、NEWSがこれからもずっと続くと信じて愛していきたい。

こんな重い愛し方しかできなくてごめんっていつもずっと思いながら、それでもいつもわたしにたくさんの愛をくれる人への、それが自分なりの愛の返し方なんです。