歌声と愛とバワリー
お題「NEWS LIVE TOUR 2019 「WORLDISTA」 仮想空間体験ログ」
(お題お借りしました!いつもありがとうございます)
WORLDISTAツアー無事完走おめでとうございます!!
いやーすごいライブでしたね。
わたしはさいたまでログインしてきましたが、あれから一週間経つというのにいまだに余韻が抜けない。
体はログアウトしても精神がずっとログインしっぱなしで、やたらと興奮状態が続いてて全然現実に戻れない。
脳内ではBGMで常にFIGHTERS. COMが流れてる。(おかげで仕事のときレジを打つスピードがめっちゃ早い。)
WORLDISTAのライブ、演出もセトリも衣装もMCも何もかももちろん最高だったんだけど、やっぱり4人の歌がすごかった。
9カ所27公演を回る今回のツアー。
こんなに何回も同じ公演をやるというのに、わたしが見たNEWSはこの一度きりの公演の、今歌っているこの一曲に全身全霊をかけてた。
てごちゃんも増田さんもシゲも慶ちゃんも、いまこの瞬間に命をかけて歌っているのが伝わってきて、ずっと圧倒されっぱなしだった。
わたしが好きなNEWS、面白くてかわいくてかっこいいNEWSをいつも見ていたはずなのに、こんなにもすごい歌を聴いて、その生き様を背負って歌うその姿を見て、ちっぽけな自分はすっかり打ちのめされてしまったくらいだった。
それくらいNEWSの歌は、聴いているわたしの鼓膜を通して脳に響きわたり、魂を震わせた。
そしてこんなに歌がすごいのに、その歌をただ聴くだけじゃなく、ファンにも一緒に歌わせてくれるところが、愛が重くて本当に大好き。
こんなにファンの歌声を求められたら、歌詞がモニターに出なくったって歌うよね。
愛を届けたくて、必死で声張り上げて歌ってたから、実は歌詞が出てなかったことにわたしは全然気づいてなかった。
U R not aloneはいつもそうだけど、セトリの最後であろうが3曲目であろうが(今回は5曲目)、とにかく全力で感情を爆発させながら力を振り絞って歌うNEWSと、それに負けじと声を張り上げ、声を求めるNEWSに応えたくて必死に歌うファンは、お互い愛が激重で最高だなって思う。
ライブは普通見に行く、聞きに行くものだけど、それに加えてNEWSのファンは歌いに行く、という部分もあると思ってる。
U R not aloneがセットリストに入るようになってから、NEWSと声を合わせたり、それぞれのパートを引き継ぎながら、大好きなアイドルとともに歌う喜びを知ってしまった。
一緒に歌うとそこに生身の人間の感情のぶつかり合いが生まれ、アイドルとファンという垣根を越えてしまうところが、最高にエモーショナルでNEWSのライブの醍醐味だと思う。
そしてファンが歌う大合唱を、両手を広げて全身で感じとろうとしてくれる姿が本当に大好き。
こんな全力のU R not aloneのあとは毎回燃えつきて抜け殻になるんだけど、ライブはまだ序盤。
そう、ここはまだ通過点であり、この歌がセトリの最後だったあのときを経て、今はまた最高を更新していく道の途中だということを、このあと思い知らされることになる。
ステージ上で歌い踊る4人は、どの瞬間も本当にかっこよくて素敵なんだけど、増田さんデザインの衣装といい、モニターに映し出される曲の世界観を表現した凝った映像といい、そのほかにもレーザー光線だったり流れ落ちる水だったり噴き上げる炎だったりのすべてが、見に来てくれた人にどうすれば喜んでもらえるかを考えつくして、周到に準備をし、ツアーが始まってからも改善を重ねた結果だと思うと、このライブを作り上げているものすべてが苦しいほど愛おしくなる。
そしてずっとそこにある圧倒的な歌声・・・・・・・。
今回のツアーのコンセプトは聴覚経由で体験する仮想空間というものだったけれど、無機質な印象がまったくなかったのは、そこにある歌声があまりにも温かく生きている生身の人間の歌声だったからなのではないかな、と思った。
聴覚から流れこむその歌声が愛で満ちているからこそ、NEWSが作るその仮想空間が人間味のあふれる温かい空間になったのかもしれない。
今回のセットリストのさくらガール、恋を知らない君へ、リボン、サンタのいないクリスマスと続く、思いが届かない系の曲4部作は、それを象徴しているように思えた。
この4曲は歌唱力もすごかったけれど、とにかく感情を込めて歌い上げるその迫力に圧倒されて、感情を揺さぶられすぎて涙が止まらなくなってしまった。
それぞれの演出、さくらガールでは大きな桜の木、恋を知らない君へではロボットのアニメーション(あまりにも感情のこもった歌声に引き込まれ、途中からモニターに目を向けることを忘れたのでストーリーが最後までわからなかった!)リボンはシンプルな照明とモニターに映し出される歌詞、サンタのいないクリスマスはクリスマスツリーと舞い降りる雪が彩るなかで、というそれぞれの見せ方もとても良かったけど、何よりそこに流れる歌声が圧倒的だった。
4人から目を離すことができなかった。
どうしてひとつひとつの声に、これほどまでに感情を込めて歌い上げることができるんだろう。
リボンはとても難しい曲だと思うけど、4人それぞれが自分のすべてをかけて歌っていることが伝わってきて、打ちのめされるほど苦しかった。
こんなにもすごい歌を歌うのに、4人は誰よりもアイドルで。
むしろアイドルだからこそ、ここまで歌えるのかもしれないとさえ思えた。
人生の半分以上をアイドルとして、誰かを喜ばせるために生きてきた彼らだけど、その人生を背負って、命をかけて歌うからこそ、こんなにも心揺さぶられるのかもしれない。
生きている歌声のパワーが直接わたしの鼓膜を震わせ、脳内に刻み込まれる感覚を、一生忘れたくないと思った。
一曲一曲が全部素晴らしくて褒めたたえたいんだけど、超絶長くなるのでどうしても触れたいとこだけ。
演出込みで一番やられたのはFIGHTERS. COM。
てごちゃんの突き抜ける高音「oh yeah!!!!」からのシゲアキの「FIGHTERS. COM」の低音。
そしてそこにたたみかける増田さんラップ。
さいたまの増田さんはフードをすっぽりかぶり、サングラスをかけてて全然姿が見えないのに超絶色気があって、死ぬほどかっこよくてわけがわからなかった。
I・ZA・NA・I・ZU・KIでは静かに佇む月と流れ落ちる水の演出と、テゴマスの美しいハモで心が狂いそうだった。
Strawberryではコヤマス、テゴシゲがそれぞれステージの左右に分かれて、途中でまたステージ中央に合流するんだけど、柵に腰掛けて歌う慶ちゃんの手を増田さんが引いて立たせてあげてふたりで歩いていくのに気づいてしまい、うう……こやますぅぅぅ!って悶えてしまった。
Strawberryは4人で作詞して作った曲だけど、その前に4人で作った曲である愛言葉は、最初タイトルに「てをひいて」と入っていた。
「てずてってとって」というフレーズから「て」をひくと「ずっと」になるという、とても増田さんらしいエピソードがすごく大好きで愛おしいんだけど、メンバーと一緒に作ったこのStrawberryという曲で、メンバーの手を引いて歩くのを見ていたら、増田さんにとっての絆って、大事な人の手を引いて一緒に歩くことなのかな、と思ったりした。ずっと一緒に。
NEVERLANDから続くコンセプチュアルツアー4部作は一貫してアンコールはなく、本編終わったあとの最後に現実への橋渡しとしての一曲がある。
そしてこのWORLDISTAのライブの最後の曲はLove Story。
この曲ではまたファンに歌のパートが割り当てられていた。
ライブの最後にまたNEWSと声を合わせて、一緒にひとつの曲を作りあげるその喜びを感じることができるのは、なんて幸せなんだろう。
今回は発売前の新曲で、しかも振りつきという難しさだったけど、それでもNEWSが「歌って?」って言うんだからそりゃ歌う。
モニターの歌詞を追いながら、振りを真似しながら必死で歌う。
NEWSに喜んでほしくて、声を届けたくて、その一心で歌っていると、そのファンの声に合わせて優しくてごちゃんと増田さんがハモってくれる。
こんなにあったかくて幸せな空間があるだろうか。
ここまでで一番の涙が流れたけれど、全部が幸せで流した涙。
そして最後に会場を包み込む大きな拍手でこのライブは締めくくられた。
増田さんの歌声に堕ちたあの日があって、こんなにNEWSを好きになったおかげで、こんなにもすごい景色を見られた。
歌声に導かれてここまで連れてきてもらったけれど、NEWSが心を込めて作り上げたこの空間でまたその歌声を聞き、心震える体験ができたのは本当に幸せだった。
ライブが最高であればあるほど、終わった瞬間からその記憶とともに感動も興奮もどんどん薄れていってしまうのがつらくて耐えられないんだけど、今回はライブが終わった次の日、わたしのまわりの世界がすごく輝いて見えた。
いつもの現実なのに、あなたがわたしと同じこの世界のどこかで生きていて、また会えるその日がきっとあると信じられることが、平凡な日常を輝かせてくれた。
いつもはそれぞれ別の人生だけど、また会って歌声で愛を交し合う日があるからがんばれる。
ツアーラストに発表された、次のテーマは「STORY」。
今度はファンから現実のストーリーを募集し、一緒に物語を作りあげていくという。
U R not aloneやLove Storyで、NEWSと一緒にひとつの曲を作り上げたあの幸せを、今度はライブ全体で感じられるものになるのかもしれない。
Love Storyで終わったライブが、次のSTORYへと繋がっていくのがすごくロマンティックでNEWSらしくて大好きだなって思う。
4部作の最後の締めくくりとなるライブに、ファンと一緒に物語を作るなんて激重の愛をぶつけてくるNEWSは、「NEWSに恋して」のゲームの中と比べても負けないくらい、愛が重くて甘い。
こちらはいつも好きで好きで死にそうな思いを抱いてライブに行ってるけど、NEWSもその気持ちはきっと変わらないんじゃないかなって本気で思う。
ツアー終わるのが寂しくて耐えられなくて、すぐに次の約束しちゃうところ、ファンもNEWSもどちらも負けないくらい愛が重くて、最高に大好きだ。
次に会えるその時に、また一緒に歌ったり一緒に物語を作ったりするんだなぁって思えるから、その日を楽しみに、それぞれの現実を生きていこうね。
今日は今日の、明日は明日の、きみにそう、ずっと恋しながら。
宇宙の中心で愛を叫んできた
お題「NEWS DOME TOUR 2018-2019 「EPCOTIA ENCORE」続・宇宙旅行記」
(お題お借りしました。ありがとうございます!)
遅くなりましたがわたしの2019年宇宙旅行記です。
EPCOTIA -ENCORE-東京ドーム公演に1月6日、7日の両日行ってきました!
新しい年の幕開けからNEWSと過ごせて最高に幸せだった記録です。
2017年のNEVERLANDに続き、オタク大好きコンセプト強めライブの第2弾として昨年行われたアリーナツアーEPCOTIA。そのアンコール公演、という位置づけだった今回のEPCOTIA -ENCORE-は、オープニングからEPCOTIAツアーのダイジェスト映像が流れ、アンコール!アンコール!の声が響いてきて、もうそれだけで胸が熱くなって号泣。
あの最高に楽しかったツアーのあとNEWSにはいろいろとあったけれど、こうしてドームで再びコンサートが出来て、これが本当にEPCOTIAツアーのアンコールなんだなぁと思ったら、もう最初から泣けて泣けて仕方がなかった。
巨大なEPCOTIAライナーが会場に現れ、あまりの迫力に涙も引っ込んだ頃にはEPCOTIA(曲)が始まっていた。アリーナツアーの時は上から吊り下げられて登場した4人に度肝を抜かれたので、今度はどんな登場だろうと息を飲んで待つ。歌声はすでに響いているのにまだ姿が見えない。
(ちなみにアリーナツアーに初めて入ったときは、この歌声がすでに聴こえているのにまだ姿が見えない状態のときに、シゲの歌声が少し揺らいで聴こえてきて、「ああ、ほんとにいる!まだ見えないけどたしかにこのどこかで歌ってる!」っていうのがはっきりとわかってものすごく感激した。そして現れた4人が宙吊りで特にシゲは逆さまに吊られてて、それで声が揺らいでたのか!ってわかって、生で歌ってくれることの喜びを本当に感じたのでした)
今回も歌声が響いているのに姿が見えない焦らしプレイに悶えそうになっていると、スクリーンに囲まれたセンターステージに歌う4人が現れた!
このスクリーンがどういう仕組みなのか、映像が写し出されていた状態から急に中が透けて見えるようになって、まるでNEWSがワープしてそこに現れたような演出がすごくすごくかっこよかった!!
とにかく大好きなNEWSが、大好きな曲を歌ってるだけで尊くて大感激なのに、EPCOTIAライナーが惑星の間を旋回していてその迫力もすごくて、もうオープニングから圧倒的に目も耳も足りない。
この時の衣装がまた紫だったのがたまらなく良かった。アリーナの時よりは少し薄い紫で、白い下部にかけてグラデーションになっていてとても美しかった。
味スタで増田さんが4年かけてメンバーカラーの衣装を揃えていたことが明かされたわけだけれど、その4色目がEPCOTIAアリーナツアーのオープニングに使われた「小山の紫」で、それを踏まえてまたオープニングに紫を使う増田さん。この宇宙旅行をもとにしたコンサートのオープニングには、紫がなくてはならない色なんだなぁと思ったらまた泣いた。
そしてかわいく踊るTWINKLE STARからのU R not alone。
絶対セトリに入るのはわかっていたけど、まさかこんなに早い曲順だとは思わなかった。この曲のこのテンションを3曲目でどう表現するのか、と思ったけど、やっぱりNEWSが歌うU R not aloneはいつもと同じく全力だったしすごく心に響いて、曲順なんて何も関係ないことを思い知った。
京セラカウコンで、増田さんが3曲目に泣いた、というレポを見ていたので、ああそうか、やっぱりこの曲だから増田さんは泣いたのか、とすとんと腑に落ちた。
増田さんはコンサートでよく泣いているイメージだけど、わたしが実際にその姿を見たのはNEVERLAND東京1日目の一回だけだ。その時も増田さんはU R not aloneで泣いて歌えなくなっていた。この曲は増田さんにとって、たぶん心の奥底のいろんな想いを刺激する導線になってるのかもしれない。
4人で初めての京セラドーム単独カウコン。念願だったその舞台に立てたことを、昨日までの僕も喜んでくれたのかな。
U R not aloneを自分の中で咀嚼、消化する暇を与えず、たたみかける次はSPIRIT。
アリーナツアーでのサッカー曲はKINGDOMだったけど、その同じパートを担うサッカー曲に、最新のSPIRITを披露することを選ぶNEWSに大好きな気持ちが爆発しそうだった。くすんだ青をメインに使われた衣装もかっこよかったし、そこでJr.とともに披露したダンスが素晴らしかったのだけれど、後からそれが11人のフォーメーションだったことを知りまた胸が熱くなった。
そして紅く燃ゆる太陽が終わりあの異星人たちの登場!懐かしのカイ、コタ、ボンセンにまた会えて嬉しかった!相変わらずゆるい雰囲気でしゃべってる3人(3匹?)これ、シゲがアテレコしてるのかと思って聞いたらかわいすぎて泣いた。*1
倒れて自力で起き上がれない異星人たちを、観客のStand Up!の掛け声で起き上がらせる。
Stand Upコールを繰り返すのが味スタを思い出させてくれて、このENCOREはアリーナツアーに味スタ風味を足して、ドームバージョンにマッシュアップさせたコンサートなんだなって感じた。なんて贅沢!
NEWSの歌声とダンスに酔いしれていたら、次はいつのまにかNEWSは惑星に吊られて宇宙遊泳を始めていた。ドームの巨大な空間を生身の体でゆっくりと動いていく4人。
慶ちゃんは怖がって綱にしがみついていて可愛かったし、シゲは空中でまたくるりと回ってみせてるし、手越くんは2階席のファンの近くまで行けることが本当に嬉しそうに笑ってたし、そしてわたしはこの時増田さんに指差しをされた、気がする。
2日目の席がスタンド2階で、近くに増田さんが来たときに増田さんうちわを握りしめながらペンライトを胸のところで振ってたら、笑ってこちらに指差しする増田さんを見た。
もちろんわたしに、というよりはその辺一帯にだろうけど、目が合ってたような気がしないでもないので、都合よく解釈することが得意なわたしは、きっとわたしが持ってた増田さんうちわに気づいてくれたんだなって思いこむことにした。
コンサートにはファンサをもらいに行っているわけではないけれど、でも楽しみのひとつとしてあるのはとても素敵なことだと思う。
わたしは持つならファンサうちわよりも、あなたを応援しているファンがここにいるよ、という気持ちを伝えたくて、最近はそのコンサートごとに増田さんの公式うちわばかり持っている素直な増田担なんだけど(笑)ファンサ(というよりか反応かな)をもらえることで、その気持ちが少しでも伝わったのかな、と思えることが一番嬉しい。
ファンサなんてなくてもNEWSがいるだけで、同じ空間で歌を聴けるだけでいつも最高なんだけど、そこにさらにキラキラした思い出が増えることは、とても幸せなことだと思う。
空中を浮遊するNEWSを見ているのが幸せすぎて、この辺りからあとの記憶があまりないんだけど、It's Youだけはなにがなんでも網膜に焼き付けようと双眼鏡にしがみついた。 サビで3人が歌いひとりが踊るのが大好きすぎて、少プレを何回こすったかわからないくらい見たけど、生で自分の目で見られたことがこの上なく幸せだった。 アリーナでは後半が省略されてしまっていたけれど、今回はちゃんと4人分のダンスが見られて最高だった。増田さんの「乾いた大地に注ぐ雨 君を思い続ける定め」の歌割りが心をえぐられるくらいに大好きで、アリーナでも息を潜めて聴いていたのだけれど、ドームの空間に響く歌は本当に本当に好きすぎて息が止まった。
そしてまだ息を吹き返していないうちにSHOCK MEでトドメを刺されて死亡。
墓の中で幸せを噛みしめていると、ステージに現れる生バンド。
こ、これは、、、
夜よ踊れのにおいがプンプンするぞ、、、 、、、
これは死んでる場合ではない!とすぐに生き返る生命力の強いオタク。
そしたら始まったのがチャンカパーナで!!これがもうほんとに素晴らしくて!!!!
ライブでは必ずセトリ入りするし、音楽番組でもしょっちゅう披露される定番中の定番曲を、毎回新しい見せかたで魅了してくるの、ほんとに好きすぎるからやめてほしい(嘘ですやめないでね?)
アリーナツアーでやってた、カメラを自分たちでくるくる回しながら自撮りしていろんな表情を映し出してくる演出が天才すぎて大好きで、本人たちもあそこは評判が良かったことは絶対にわかってたはずなのに、ドームではそれをしないという判断。 たしかにあれはアリーナという規模の距離感の中でするのが似合う演出なのかもしれないし、もちろんドームでやっても盛り上がるのは間違いないけれど、「同じことをしても仕方ない」という心意気で、違うアプローチを持ってくるところに心底痺れた。歌と振り付けはいつも通りのチャンカパーナだけど、これが生バンドの演奏で歌うことでこんなにもかっこよくなるのかっていう!!
そしてたたみかける夜よ踊れ。
やっぱり来た! もうこんなんかっこよくないわけない! 味スタの衝撃もすごかったけどドームで聞く夜よ踊れは鳥肌モノのすごさだった。
魂を抜かれて呆然としてるうちに流れてくる次の曲のイントロ。
すごく聴いたことある………でもまさか…………
アレをやるのか???
はい、そうです。問題作(?)のLVE。
ここでこの曲を持ってくるのもすごいし、そもそもこの曲をライブで歌うことがあるとは思わなかった。
降りたスクリーンで囲われて、4人がまるで柵に閉じ込められたような中で歌う。 スクリーンには歌詞と映像が映し出されている中で、歌いながら激しく動き回るNEWSとJr.。スクリーンは透けてはいるけれどその姿ははっきりとは見えないなかで、耳にはまるで咆哮のような歌声が響いてくる。 以前LVEを聴いて感じたことをブログに書いたけれど、*2
この曲を念願だった単独カウコン、ドームツアーという場で、生で歌うという選択をするNEWSが、今までに見せたことがない顔を見せてきたようで、大好きなのに怖いような気持ちになってしまった。
初聴きのとき「頷いてばっかじゃ退屈すぎて死んじまうぜ」を小山さんに歌わせる歌割りに震えたけど、これをこの場で全力で歌いきる小山さんがもうほんとにかっこよくて、全身全霊をかけて歌いきる4人が凄すぎて、もうひたすらに打ちのめされてしまった。
好き勝手な解釈をされたり、何かを言われても反論もできず、いつも笑顔でそこに立たなければならないアイドルが、自分の武器である歌を使って、ファンが見守るライブという場所で、自らの心の叫びを至上のパフォーマンスという形に変え昇華する。わたしが好きになったアイドルは、その生き様さえもショーにする覚悟を持ったアイドルなんだという事実を目の前に突きつけられてしまった。
しかしじっくりと考え消化する間を与えずライブはどんどん進む。
JUMP AROUNDとBLACK FIREを生バンドで畳みかけられ、息も絶え絶えになったところでのStrawberry。
ギターの優しい音色と、それぞれの自筆で書かれた歌詞に涙があふれてしまった。
もうこんな振り幅ずるすぎるじゃん………
幸せでとろけそうな笑顔で歌う手越くん見て泣かないわけないじゃん………
最終日に、いっせーのっせ!\ジョイフル!!/で最高の声出したファンに最高に嬉しそうだった4人を、もっともっと好きにならないわけないじゃん…………………!!
MCでなんとかひと息ついた後は時空の歪みのソロゾーンへ。
増田さんが歌ったのは、山下達郎さんの「ずっと一緒さ」。
少プレでの披露で感情を激しくかき乱されたその歌を、このドームで聴くことができる。
狂おしいくらいに大好きで、ずっと追い続けてきたその歌声に全身を包まれるあの感覚を、また味わうことができた喜び。
いったいこの人はどこまで連れていってくれるんだろう。 これからさらに、どんな景色を見せてくれるんだろう。
大好きな人が、大好きな歌を歌うその場にいられた幸せを改めて噛みしめた。
小山さんのソロDANCIN' TO MEは初めて聴いたけどすごくかっこよかったし、Jr.の今野くんとのコント仕立ての演出も楽しくて最高だった!
そしてこの選曲と楽しい演出の裏に小山さんの、アイドルとしての覚悟を垣間見た気がする。
キャスターとアイドルの両立を長く続けてきた小山さんのことをファンになってからずっと見てきたけれど、片方を失ってしまった小山さんは、自分をアイドルとして100%振り切ることに決めたんだな、というのがこのコンサートのあらゆる場面を通して伝わってくるようだった。
歌唱力は格段に上がり表現も豊かになり、何よりファンを今までよりもさらに、これ以上ないくらいに愛し楽しませようとする気持ちがあふれていた。
アイドルとしてNEWSのリーダーとしてのそんな小山さんを、これからもずっと好きだしずっと一緒に歩いていきたいと思った。
シゲのカカオは色気の暴力でブン殴られたかんじ。 と言っても色気の一辺倒ではなく、一筋縄ではいかないところがいかにもシゲで。
こんなの、みんな好きじゃん!
好きなのわかっててしっかりと魅せてくるシゲが、この2日間本当にすごくて、今までよりもさらに何かを吹っ切ったように魅力を全開に晒してきてた。
もともとの顔の美しさはもちろんだけど、どこかアイドルとしての自分は無意識に少しだけセーブしてた印象があるシゲが、自分の魅力を全力でさらけ出し、武器としてきたことに何度も息を飲んだ。
手越くんはこのドームツアーの4日間でソロで歌う曲を全部変えてきた。
アリーナツアーでは、ソロの登場場所をその公演ごとに変える「手越ガチャ」でファンを驚かせたけれど、ドームツアーでは歌う曲自体をガチャにしてきたの、手越くんのファンを喜ばせたいという思いとたくさんの愛があふれ出しちゃってて好きしかなかった。
特に最終日の「茜空」はまったく予想しなかった選曲で、まだ聴いたことがなかったから本当に嬉しくて、この曲を心を込めて歌い上げる手越くんにまた涙が止まらなくなってしまった。
いつも力強くNEWSの先頭に立って走ってきた手越くんが、今回とても儚く消えてしまいそうに見えるところもあって、この人はその背中にどれだけのものを背負っているんだろうとどうしても思ってしまうんだけれど、でもその歌声は力強さも切なさも緩急自在で情感豊かで、いろんな雑音なんて吹き飛ばしてしまうほどパワフルで、この人がずっとアイドルを続けていけるように守りたい気持ちで爆発しそうだった。
そこにきての次の曲はCascade。
わたしが個人的に思い入れが強すぎるCascadeを、まさかドームで聴けると思わなくて、ここでもまた泣いてしまった。
あのつらかった6月。
NEWSへの気持ちが揺らいでしまい、今まで通りに好きでいられるのか、これからも心から応援できるのか、自分でもよくわからなくなってしまっていた時期に、発売されたBLUEのカップリングがCascadeだった。
この曲は悲しみでかたくなになっていたわたしの心を解き放ち、やっぱりNEWSが好きだという気持ちを取り戻してくれた。
大海原 目指して
溶け出した 一片のHeartache
硬く 凍りついた 胸砕いて
今 流れ出した 君へとStraight
大波に のっていけ
壊したいよ 意固地なBarricade
臆病になる 胸 砕いて
激流となって 君へとStraight
(ここが超絶好きすぎて涙した)
あの楽しくて幸せなEPCOTIAツアー後からの、暗くて出口のないような日々。
大好きな人が大好きな人たちを肯定してくれた言葉に救われ、嬉しくて泣いたこと。
また戻ってきてくれたことと、忙しいお知らせと、楽しい日々を経て、今日この歌をここで聴けたこと。
こんなに好きで幸せで、どうしようもなく泣くしかなかった。
ここからはアリーナツアーでも大好きだった曲たちのオンパレード。
AVALONの桜の中で舞う増田さんに息を飲み、EROTICAの色気によろめき、UFO、メガロマニア、BLACKHOLEの超絶怒涛のダンス3連発に酔いしれた。 *3
ここからの外周を回るゾーンでは、4人がそれぞれ上下するムービングステージ乗りに一列になって進む。
このムビステ、4つに分割してるので普通は左右に2人ずつ別れて進むのが自然だと思うけど、4人がずっと一緒に並んで進むのがNEWSらしいわ〜と見ていたのだけど、そのわけは外周を回る途中途中で止まって、そこで4人で歌い踊る曲があるからだった。 味スタの15周年ライブでもそうだったけど、ただのファンサゾーンで終わらせないあたりがNEWSらしくて好き。
大好きな4+FANがまたセトリに入ってて、思い切り声をあげテンションも上がりきったところでライブもクライマックスへ。
「生きろ」
シンプルな白いシャツの衣装に、夏からの日々をこの曲で戦ってきた生身のNEWSが思い出される。
2018年はこの曲をいろいろな番組、いろいろなシチュエーションでたくさん歌わせてもらい、歌うたびに進化、深化してきたその過程をずっと見ていたから、ここでその集大成として歌わる魂の叫びのような「生きろ」に心を揺さぶられないわけがなかった。 ファンがかざすペンライトの光が、アイドルとしての彼らの枷ではなく、力になってほしいと願わずにいられない。
HAPPY ENDINGが流れると、楽しかったこの旅ももう終わりを迎える。
でもお互いに幸せな時間を過ごしたわたしたちは、最高のHAPPY ENDINGを迎えたのだから、寂しくなんてない、はず。 でもやっぱり寂しい。 幸福感があふれてるから泣かないけど、次に会えるその時まで、お互いにそれぞれの人生を懸命に生きていかなければならない。
また会えると信じて、次の約束を待つ。
EPCOTIA -ENCORE-の最後はBLUE。
味スタでは1曲目で歌われたBLUEが、ENCOREでは青い星地球に戻ってきた最後の曲として歌われる演出が、やっぱりNEWSらしくて大好きだった。
そして何やら次のツアーにつながるような謎の文字を残して、最高のツアーは幕を閉じた。 *4
なんだか泣いてばかりいた気がするけど、最高に楽しいコンサートでした!
NEWSが好きという気持ちが爆発してしまって、愛があふれて抑えきれないくらい幸せで。
昨年はNEWSや増田さんに会える機会が多くて、怖ろしいことにそれに慣れてしまい、NEWSに会えることが当たり前みたいに思えてしまっていた気がする。
でもコンサートができるのは決して当たり前ではないし、会いに行けるのも当たり前ではないことは絶対に忘れてはいけないと思う。
ツアーが出来ない年もあったし、コンサートがあっても自分の都合で行けないこともあるかもしれない。 だからこそ、チケットを譲ってもらえたことも、こころよく送り出してくれた家族にも、一緒に入ってくれた友人にも、感謝の気持ちを忘れたくない。
そしてわたしたちファンのために最高のコンサートを作ってくれたNEWSにも。
NEWSは最高にすごい歌で魅了してくれて、もうそれだけでじゅうぶんなくらいなのに、ハードなダンスや作り上げられた世界観や衣装や演出や、何もかもが念入りに時間をかけて作られたことが伝わってくるコンサートだった。
アリーナツアーの時からドームでやることは決まっていた、ということを後から知って、あの時はどうしてドームでやらせてもらえないんだろうとか、ドームに思い入れの強い増田さんはどう思っているんだろうとか、いろいろと考えてしまったけれど、それを知って本当に安心したし、やっぱり変に心配したりせずに、これからもNEWSがくれる楽しみと幸せをたくさん感じていきたいなぁと思った。
きっとそれがNEWSも望んでいることだと思うし。
あと自分がドームへ行って、そこに集まってくる本当にたくさんのファンの人を実際に目にすると、あーNEWSってすごいんだなぁ、こんなにたくさんの人がNEWSに会いにきてるんだなぁってことが、本当にすごすぎて感動してしまった。 年齢も性別も個性も思考も何もかも違うたくさんの人が、NEWSに会いたいという気持ちで全国各地から集まって、NEWSが好きという気持ちを共有して過ごせることって、本当にすごいことだなって。
それはNEWSからしてもきっと同じなんだろうなって思う。
ファンってFC会員数なりCDの売り上げ枚数なりの数として捉えると、全体的にもやっとしたあやふやな存在になってしまうけど、ライブに行くと当たり前だけどひとりひとりみんな違って、みんなそれぞれの人生を生きながらNEWSに会いにきてるんだなぁってことが実感できて、NEWSもきっとそれをコンサートのたびに感じてるんだろうなぁと思う。
自分のアイデアをどんどん現実にする、コンサートを作る時間を増田さんは「夢の時間」と表現してたけど、ファンにとってもコンサートのために費やす時間は夢の時間だ。
増田さんは「みんなが作ってくれた時間をとても愛おしく思いました」と伝えてくれた。*5
わたしたちはNEWSが好きだから、いわば勝手に会いに行っているだけなのに、こんなに感謝してもらえて、わたしたちが幸せだと思うのと同じようにNEWSの4人が幸せだと思ってくれてるのが伝わってくるから、コンサートに行くと愛が溢れだしてもっともっとNEWSが大好きになってしまう。
NEWSはファンの歌声が大好きで、コンサートですぐにファンに歌わせるけど、その歌声を両手を広げ全身で受け止めようとする4人の姿を見ると、NEWSがファンを思うのと同じように、わたしたちもNEWSが大好きで大切なんだよ、という思いが、なんとか伝わってほしいと切実に願ってしまう。
そんな願いをこめて声が枯れるまで歌った歌声を、NEWSが道しるべにしてこれからも進んでくれたらとても嬉しい。
宇宙の中心でNEWSとファンがともに歌ったその歌が、どうかNEWSのこれからを明るく照らす光となりますように。
素晴らしいコンサートを本当にありがとう!
優しさの捉え方
今ごろですが「Strawberry」ってすごく素敵な曲ですよね。
ヒロイズムさん作曲の優しいメロデイにのせて、4人がそれぞれ自分が作った歌詞を歌う。
同じくNEWSが4人が作った「愛言葉」もすごく大好きで大切な曲なんだけど、初披露された当時はまだファンじゃなかったので、発売を心待ちにしたり製作過程の話をリアルタイムで追ったりしながら聴いた「Strawberry」は、やっぱり思い入れも強くなってしまいます。
記念日をテーマにメンバーが作詞した歌詞は、それぞれお互いがどんな歌詞を作っているのか知らない状態で書いたそうで、たしかにひとりひとりの個性が出ていて、それでもひとつの曲としてまとまり、わたしたちの元へ届けてくれたことが嬉しいなぁとしみじみ思います。
歌い出しが増田さんで「7月4日に生まれた僕」から始まる歌詞は、初めて聞いたときに感動して泣いたんですけど、よくよく考えると自分の誕生日から歌い出すという増田さんの個性はやっぱり強烈だな、と思ったりもして。
でも記念日の楽曲に、自分を生み育ててくれたご両親への感謝を込めた歌を作る増田さん。自分にとっての記念日ではなく、両親にとっての一番の記念日は子どもが生まれた日だから、と、そういう考え方ができるところがとてもとても好きです。
「自分の誕生日に親にありがとうじゃないけど、そういう歌になればいいなと思って」増田さんの口から語られるご家族のエピソードを聞くと、どれほど暖かい家庭で愛情込めて育てられてきたのかが伝わってきていつも胸が熱くなります。
そして増田さんの個性は次の部分でも発揮されてます。
慶ちゃんが歌う「愛言葉、道しるべに歩いていきたい」からの急な
「チョコレートの板のボコボコ」。
すごいです。増田ワールド全開です(笑)
でもファンに向けての楽曲なので、ファンがちゃんと受け止めてくれるとの信頼あってこその個性的な歌詞なんだろうな、と思うとさらに愛しさが爆発してしまいます。
『チョコレートの板のボコボコ
分けるための優しさじゃなく
作るときにできたのを
優しさと捉えたんだ』
この部分について増田さんがKちゃんNEWSで話してくれています。
増田「板のボコボコってあれ割りやすいようにあるんじゃなくて、チョコ作ったときに型から外れやすくするために空気が入ってるようになってるのを、人々はチョコ好きだから優しさだと思って『割りやすいためなんでしょ?』って勝手にいいふうに捉えたわけ。
っていうちょっとこう、アンチテーゼじゃないけど、なんか捉え方によって悪いふうに見られることもある。」
小山「見え方によってね?」
増田「見え方もある時代だけど、それはそっちの問題だしこっちの問題じゃない、みたいなその、人の見方によって捉えるほうによっていいふうにも見える。っていう思いを込めたのと、あと自分は親に『ねえ、知ってる?』ってトリビアみたいなことをよく言う。『知らなかったでしょう?』みたいなのを結構小っちゃい頃親に言ってたなって思って、入れてって感じかな。」
小山「いいね。今の見え方問題はすごい納得できるわ。」
増田「わかるでしょ?だってあれチョコレートのことが好きだからじゃん。みんな好きでみんなチョコに対していいイメージだからたぶん。ていうふうに捉えたんだろうな、みたいなのを。」
そしてMASTER HITSでも。
「チョコレートを固めて冷やすときに面が多いほうが冷えやすい、プラス、チョコレートを流し込んだ型から外れやすいみたいな、意味でチョコレートの板のボコボコがあるのに、人々はというか僕らは、あれは割りやすいために、割るためについてる溝だっていうふうに思ってたのはこっちの捉え方の問題で、チョコに対してハッピーな感情でチョコを見てるから、『なんでこれボコボコ作ったんだよ。ボコボコ作りやがって』みたいな感覚の人っていないじゃないですか。
どんなことでもどんなものにでもこっちが捉える優しい気持ちで、っていうかこっちの捉え方次第でなんでも変わるんじゃない?っていう、なんていうんですかね?ちょっとこう、問いかけというか思い、優しくいたいよねっていう思いを込めて、ここは書いて。」
すごく心に残る話でした。
「捉え方は受け取る側の問題」というのは、わたしもずっと考えていたことだったから。
今のNEWSを取り巻くファンやまわりの現状は、NEWSの活動や言葉を悪く捉える人たちであふれていて、しかもそういう人たちはそれを公共の場で堂々と垂れ流さずにはいられないようで、実際に目にすることも多いです。
それを見るたびに、アイドルがどれほど誠実に言葉を尽くしてもそれを悪くしか捉えられないのは、それはもう受け取り側の問題でしかないのではないかと思っていました。雑誌のインタビューなどで増田さんが、読む人に伝わるように慎重に言葉を選び、一度言った言葉でも誤解されそうだと思えば、「今のはナシにしてください」とお願いするというエピソードがありますが、それほど「どう受け取られるか」に気を配ってきた増田さんが、この歌詞にこめた思いはどれだけ大きいのでしょう。
ファンの母体が大きくなるほど、いろんな人がいていろんな考えかたが出てくるのは仕方がないことだとは思います。
そしてアイドルという立場上、なんでもかんでも洗いざらい話すことができないのもわかります。
アイドルが発する言葉や言動が、100パーセントすべてをあらわしているのではないのなら、あとは自分の想像力で補うしかないのだけれど、だったら良いほうに、楽しいほうに、幸せなほうに補っていったらいいと思う。
わたしがアイドルを悪く言わずいいところだけを褒めたいのは、それが自分にとって楽しいしラクだし幸せだからというすごく利己的な理由です。
変に言葉の裏の意味を勘ぐったり、悲観的な見方をする必要なんてあるのかな?と思います。NEWSはいつだって楽しさや幸せや前向きな言葉を届けてくれるのだから、それを素直に受け取れる自分でいたい。
わたしが物事を優しさで捉えたいもうひとつの理由は、NEWSが4人とも優しさの捉え方の見本のような人たちだからです。
NEWSって4人ともめちゃくちゃ優しくないですか?
ファンに対してもそうだし、メンバー間でも優しすぎるくらい優しさと思いやりにあふれているのが見ているだけで伝わってきます。
KちゃんNEWSのStrawberryの話のとき、慶ちゃんは「増田さんの入り口には度肝を抜かされました。でもまっすーだなってかんじ。」と言っていました。
NEWSとしての4人で作る楽曲に、いきなり歌い出しで自分の誕生日を持ってくるのは、長年一緒にいるメンバーでもびっくりしたんだろうな、と思います。
でもそれを否定することなく受け入れ、こうして楽曲が完成してみると、「歌詞はバラバラなのにまとまっている。良い曲ができた」とメンバーは口をそろえて言ってくれているのです。
楽曲として世に出すために無理にきれいにまとめようとしたりせず、それぞれの個性を尊重して「これがNEWSらしさ」と堂々と出してくれたところがとても好きです。
相手を批判することは相手のことを思っているようで、実は自分の安心のためだったりします。だから安易に批判せず、相手をまるごと認め受け止めることは実はとても難しいことだと思うのです。
そしてNEWSの4人はそれをごく普通にやっているように感じます。
お互いがお互いを認め、すべてを優しさで捉えている。
わたしにはそう見えるし、お互いを信頼し尊重する思いがたくさん伝わってくるから、NEWSを好きな気持ちはどんどん増していくばかりなのです。
こんなに素敵なグループなのに、優しさで捉えることをしない人たちは本当にもったいないと思います。
誰かに向けた刃は自分を傷つける刃となって返ってくるし、誰かに向けた優しさもいつかきっと自分に返ってくる。
わたしはそう思います。
ファンや周りの人を優しさで包んでくれるNEWSには、きっとこれからもたくさんの幸せが待っていると思います。
優しさで捉えることは何より自分の幸せのためでもあるから、わたしはわたしのために、これからも優しさで捉えたい。
それを教えてくれたNEWSとStrawberryが、これからも大好きです。
20年
サービス業で働いてるので、土日もだいたい仕事に出ている。
勤務を終えて家に帰ると、学校が休みで家にいる娘が、NEWSが出演した歌番組や少プレの録画や、ライブ円盤を再生して見ていることが多い。
わたしも遅い昼ごはんを食べながらなんとなく一緒に見るのだが、そういう映像がわたしのその時の気分とはまったく関係なく再生されているのって、ちょっと面白いなぁと思ったりしている。
曲を聴くときはランダムで再生することが出来るけど、映像は普通それがない。
「これが見たい」というその時の自分の意思で決定し、録画を再生したりブルーレイディスクをデッキに入れたりするものだ。
しかし家に帰ると勝手に映像が再生されていて強制的に目に飛び込んでくるこの状態を、わたしは「NEWSガチャ」と密かに呼んで楽しみにしていた。
途中から見ることになるのでどっぷりとその世界に浸ることはないのだが、なんとなく見ているだけでもきらきらした4人の姿は、仕事帰りの疲れた体と精神を癒し潤してくれる。
ある日の「NEWSガチャ」は WHITEのライブだった。 この円盤に収められているツアーラストの公演は、2015年6月14日に行われたもので、わたしはその3日前に、たまたま見た水曜歌謡祭で増田さんの歌を聴いて、増田さんに転げ落ちたのだった。
だからWHITEのライブをこの目で見ることは叶わなかったけれど、わたしが好きになったきっかけの増田さんの、当時のビジュアルと歌声が入っているこのWHITEに、わたしはとても思い入れがある。
その日、テレビ画面に映し出されたWHITEの増田さんをぼんやりと見ながらふと、あぁ、わたしはついに見つけたんだな、と気づいた。
わたしはきっとずっと探してたんだ。 心奪われ、人生をかけて熱狂できる何かを。
それまでの生活に特に不満があったわけではなく、普通に平凡で幸せだった。
でもだからこそ、心の底では無意識のうちに”何か”を、”誰か”を、探していたのかもしれない。
ある日突然わたしの心に入り込んできた増田さんによって、今までの人生では味わえなかった体験をたくさんさせてもらったし、心震わせるほどの感動も与えてもらった。
歌声に涙し笑顔を見て自分も笑う。愛にあふれた楽しい日々を今でも毎日送らせてもらっている。
自分のいいところなんてこれっぽっちも思いつかないけれど、あの日増田さんを見つけたことだけは、自分をめちゃくちゃに褒めてあげたいな、と思う。
そんな増田さんは先日、ジャニーズ事務所入所20年を迎えた。
20年という長い月日を、ジャニーズとして、アイドルとして、生きてきた人。
自分に置き換えて考えても、20年続いているのは結婚生活くらいで(ちょうど今年20周年) 、わたしが平凡に過ごしてきたその同じ年月を、増田さんは思春期の入り口から厳しい芸能の世界に身を置き、NEWSとしてデビューしてからは常に人前に立ち、注目される立場で過ごしてきたんだなぁと思うと、本当にすごいとしか言えない。
たくさんの人の夢や憧れを背負っているという途方もない重圧や、常に人目に晒されるストレスなど、ちょっと考えただけでも息苦しくなるけれど、きっとそれ以上に歌やダンスや、アイドルとしてのパフォーマンスが大好きで、誰かが喜んでくれる姿が自分の喜びになるからやっていけるんだろうな、と思う。
芸能の世界に生きるってどんな人生なんだろう。
時々考えてみるけれど、どんなに想像してみてもその一端さえきっとわかることはない。わたしみたいな一般人にはとても想像がつかない世界だ。
それなのにその人生の辛さや苦しみや、そして喜びや幸せを、ほんのわずかでも分かち合うことができたら、と願ってしまう。
いくら想像してみても決してわかるわけないのに、それでもつい自分の狭い経験と思考の中に当てはめて、理解しようとしてしまう。
増田さんは決してわたしの理解する枠にとどまらない。
ファンになってからまだたったの3年ちょっとだけど、その間ずっと増田さんを見続けたし言葉も聞き続けてきた。
それなのにいつまでも増田さんのことはわからない。
今現在が、ファンになってからこれまでで一番わからないくらいだ。
不思議なひとだなぁ、といつも思う。
アイドルとして自分をどう見せるかを常に考えている。
頑固で、譲れないこだわりを持っている。
人付き合いがうまくて交友関係が広い。
表面に出ている増田さんを構成する要素をひとつずつ拾っていって、それを全部つなぎ合わせても、どうしても”増田貴久”にならない気がする。
だからと言って表面に出ている姿が、自分を偽って演じている姿というわけでもない。
全部の瞬間、増田貴久はちゃんと増田貴久で、どの増田さんも全部本当の増田さんなのだ。
きっと増田さんのことが完全にわかる日は永遠に来ないと思うけれど、だからこそ増田さんの魅力は計り知れないし、いつもいつまでもその沼の底に突き落とされ続けるのだと思う。
増田さんは自分の芯というものをしっかりと持っていてぶれないし、それはきっと20年間変わっていない。
そしてその芯のひとつが、「ジャニーズに対する愛」だと思う。
増田さんが入所20年を迎える今年、ジャニーズの楽曲を使った舞台「Only You~ぼくらのROMEO&JULIET~」で主演することになったのは、ジャニーズ一筋で生きてきた増田さんへの何よりのプレゼントだったのではないだろうか。
増田さんの得意な歌とダンスを取り入れた音楽劇で、使われる楽曲はジャニーズの歴史を彩ってきた名曲ばかりだ。
2年前から企画され、脚本も増田さんに当て書きされた、増田さんのための舞台。
そこで見せつけた圧倒的な歌唱力とダンスの表現力。
まさにジャニーズとして生きた20年を、全身全霊で演じきっていた。
この舞台をきっかけに、増田さんの歌はさらに深みを帯び、表現力を増したような気がする。
今までもじゅうぶん心に響く歌声だったのに、さらに感情を揺さぶられ、切なくてたまらないのに幸せがあふれる。そんな歌声に進化した。
舞台の後、いくつかの歌番組への出演で聴いたその歌声、特にほかの方とのコラボやカバーの歌は、凄みさえ感じさせるものだった。
その楽曲の世界観を損なわないようにしながら、そこに自分の色を足すことで、さらに彩り豊かで魅力的にものにしていた。
この舞台が増田さんにくれたものはとても大きいと感じることが多い。
ほかのキャストの方は年下が多く、座長としてはもちろん、年齢的にも経験的にもみんなを引っ張っていく立場だったこともあるし、共演者の方が明かしてくれた話から、現場の雰囲気を盛り上げリードし、みんなに慕われる様子が伝わってきてとても嬉しかった。
さらにこの夏は、ドラマ「ゼロ一獲千金ゲーム」への出演、味の素スタジアムでのNEWS15周年記念ライブへの準備、レギュラー出演していたPON!の生放送に毎週出演しながらという、多忙なスケジュールのなかでの主演舞台だったけど、その忙しさを本当に嬉しいと思っているのがすごく伝わってきていた。
増田さんは「タレントとして、そしてひとりの男としても成長していけたら」という言葉をよく言うけれど、この夏を駆け抜けて増田さんはまさに、ひとりの人間としてさらに成長したのではと思う。
増田さんの凄さはその変わらなさ、ブレなさにあると思うけど、それでもさまざまな経験を積みながら、変わらないようでいて変わっていくんだなぁと思う。
最近は雑誌で肌を見せることも多く、決して脱がなかった頃とは変わってきているし、さっき書いたように歌も進化している。
ファンはアイドルという丸ごとの人間を愛してしまうから、良いパフォーマンスはもちろんだけど、そこに人間的な魅力が加わることでアイドルはさらに輝きを増していく。
だからタレントとしての技術の向上とともに、人間としての成長も不可欠なことを増田さんはよく知っているのだと思う。
増田さんがこんなに魅力的なのは、もともと持っている人としての資質に加えて、アイドルとして生きてきたその人生経験が、すべて血肉となって増田さんのなかに生きているからなのかもしれない。
その底知れない魅力にわたしは何度だって恋に落ちる。
増田さんを見ているとアイドルの仕事が本当に好きで楽しくて仕方ないんだなぁというのが伝わってくるし、ファンとしてそれはとても幸せなことだ。
アイドルだからといって自分の人生を仕事のために犠牲にして欲しくはないけど、でも増田さんはちゃんと自分の生活も人生も大切にできる人だと思うから、何も心配していない。
もし増田さんが人並みの幸せを求めるよりも仕事に人生を賭けていたとしても、それはきっと増田さんの覚悟であると思うし、わたしはその人生を肯定したいし尊重したい。
かわいそうだと思うことは増田さんに対して一番失礼なことだし、心配することは相手のためを思っているようで、実は心から信頼していないからだったりする。
わたしに心配する隙を与えてくれないくらい、増田さんはしっかりと自分の人生を生きている。
もちろん20年という月日をジャニーズとして、芸能界で生きるためには努力だけではダメで、環境だったり運も必要な要素になってくるから、今こうやって増田さんが入所20年を迎えられて、そしてわたしが今こうやって応援できていることは、まるで奇跡みたいだとも思う。
いろいろあって去っていった人たちもたくさんいるし、グループ自体にもいろいろあったからなおさらだ。
誰よりもジャニーズを愛し、誰よりもジャニーズとして生きている増田さんは、20年という重みと感謝を誰よりも感じているだろうと思う。
増田さんの根底にあるのはずっと、先にジャニーズとして生きてきた先輩たちの姿で、その憧れを20年追い続けて今があり、これからもきっとその気持ちのままアイドルを続けていくんだろうな。
増田さんジャニーズ入所20年本当におめでとう!
わたしは20年のうちのたった3年しか見ていないけれど、こうして節目の年にその活躍を見ていられてその魅力に振り回されて、今とても幸せです。
信仰と祈り
「生きろ」プラチナディスク認定おめでとうございます!
出荷枚数25万枚を越えると認定されるとのこと、初めて知りました。
わたしがファンになってから初めてのことだから。
「生きろ」はゼロ一獲千金ゲームの主題歌だったので、ファン以外にもドラマ見てくれた方や原作ファンの方が買ってくれたのかもしれないと思うと、やっぱりドラマ主題歌の強さをひしひしと感じます。
主題歌発表された時には安定の発売未定だったことなんて忘れてしまうほど、ドラマはもちろん、音楽番組や味スタやドリフェスで、この曲を聴く機会がたくさんあったことがとても嬉しい。
そしてドラマ主題歌という武器以上に、この曲が強いメッセージ性を持っていて、さらにそれを歌うNEWSの、魂の叫びのような力強い歌声に心揺さぶられた人は多かったのではないかと思います。
NEWSはいつだって歌に魂を込めている。
わたしは4人以前のNEWSを知らないけれど、少なくともわたしがファンになってからの彼らはいつも歌に気持ちをこめ、時には感情を爆発させるように歌っていた。
わたしはいつだってその歌声に心を揺さぶられてきたし、それがアイドルやジャニーズに興味がなかったわたしの心をつかんで離さない理由だと思う。
そんなNEWSへの気持ちが揺らいだのは、今年の6月。あの騒動のときだ。
どんなことがあってもNEWSを好きなことに変わりはない。
ずっとそう思い続けてきたのに、揺らいでしまったことが自分でもショックだった。
ファンになって3年目のわたしは、これまでのNEWSに起こったいろいろなことを情報としてしか知らなくて、初めて内側にいる人間として危機を経験することになった。
その渦中には今まで自分が信じてきた絶対的なものが揺らいでしまい、気持ちをどこにどう向けていいのか分からなくなっていた。
外からの攻撃に対してなら、いくらでも怒りで立ち向かうことができた。
でも自分が信じてきたひとたちの言動にその原因の一端があることが、わたしの気持ちをさまよわせていた。
担当であるとかないとかは少なくてもわたしには関係なくて、増田さんがそんな状況のなかでもNEWSをまったくあきらめてなくて、信じきっていて、愛していることはしっかりと伝わっていたけれど、それをわたしがNEWSをあきらめず、信じて、愛することの理由にしてはいけないと思った。
わたしは、わたし自身でこれからを判断しなければならない。
そう決めてはみたものの、実際は毎日気持ちが揺らぎ、増田さんを好きだと思う気持ちだけは確固として変わらずにいたけれど、NEWSを、グループとしてこれからも変わらず好きでいられるのかは、自分でもわからないままだった。
しばらく時間を置いても自分の気持ちにちゃんとした答えが出ることはなく、判断は保留のまま、流れに身を任せるしかなかった。
いつものような販促活動がほぼ無いなかで、それでもニューシングルのBLUEが予定どおり発売された。
NEWSの、4人の歌声。
今までずっと聴いてきたその歌声は、今までと変わらず胸に響いた。
やっぱりわたしはNEWSの歌が好きだ。
素直にそう思うことができた。
NEWSで離れかけた気持ちを取り戻させてくれたのは、NEWS自身だった。
少なくてもわたしにとっては、NEWSはすでに人生だった。
捨て去ることも忘れ去ることもできないうちに、その歌声はわたしの心の奥底まで流れ込んできて、癒し、再び愛と希望を与えてくれた。
NEWSの歌には力がある。
そう思うのはわたしがNEWSの盲目的なファンだからなのだろうか。
「生きろ」の通常盤のカップリングに入っているLVE。
歌詞カードを見たときにまず「信仰」という言葉が目に飛びこんできてドキッとした。
『信仰がなくては悪意に勝つことはできない』
この言葉はアイドルが歌う曲として、あまりにも強い意味を持ちすぎるような気がする。
以前からNEWSファンは宗教的と揶揄されることが多い。
きっとそれは盲目的と同じような意味で使われているのだろうと思う。
自分の頭で考えることをせず、ただひたすら与えられるものを素晴らしいと褒め称える。
外からの批判には耳を貸さない。
自分たちだけの世界で、自分たちにしかわからない楽しみを享受している。
そんなイメージだろうか。
外からに対してだけではなく、NEWSファンのなかでもそういうことがある。
ファンになったばかりの頃、「増田担は宗教」と他メンバー担が言っているのを見つけてショックを受けた。
その時も意味としては「増田のやることを神聖視して批判しない」ということだったと思う。
世間一般的に「宗教的」とは、悪い意味で使われる言葉なんだと、その時に初めて認識した。
日本人の多くは生まれながらの信仰を持っていないので、宗教というとなんだか胡散臭いものに感じるのかもしれない。
でも世界では信仰を持っているのが普通で、逆に信仰を持たない日本人のほうが珍しいのではないだろうか。
信仰や宗教と言うものは本来、生きる指針であったりモラルであったり、人生において重要なことを教え導いてくれる存在なのではないかと思う。
宗教の成り立ちのことはよく知らないけれど、信仰の始まりはささやかな祈りだったのではないかと思うのだ。
そしてアイドルの始まりもまた、他者への祈りなのではないか。
誰かを元気づけたり、勇気を与えたりしたい。
つらいときにその心に寄り添って、未来を明るく照らしたい。
きっとそんな思いでアイドルたちは、アイドルとしての人生を歩んでいく。
だからアイドルを見ていると信仰のような気持ちになるのかもしれない。
心に響く歌を気持ちをこめて歌ってくれることが、どれほど聴く人を勇気づけてくれることか。
それは、歌にこめた祈りなのではないかと思うのだ。
誰かが誰かを思うこと。思いをこめて歌うこと。
息をするのも苦しいような生きづらいこの世の中で、アイドルが矢面に立ちながらも、懸命に歌い気持ちを届けようとしてくれることが、どれほど希望になることか。
全身全霊で伝えようと歌うその姿は、まばゆい光をまとい神々しく輝いている。
彼らはわたしの神様なのではないかと思う。
そして彼らがファンのために祈ってくれるのなら、わたしも彼らのために祈りたい。
4人が幸せでありますように。たくさんのひとに愛されますように。ひとつでも多くの夢が叶いますように。
それが、わたしの信仰なのかもしれない。
愛がなければ生きていけない
希望がなくては前に進めない。
たとえ憎悪と紙一重であったとしても、やはり愛を信じてしまうし、希望を求めてしまう。
NEWSとファンの強い結びつきは、確かに宗教的なのかもしれない。
でもLVEを聴いてわたしは、彼らがそんな自分たちを肯定したのだと感じた。
自分たち自身と、そしてファンのあり方を。
「信仰」という言葉をマイナスのとらえ方ではなく、愛と希望の象徴としての言葉にしたのだと思えた。
さっき彼らはわたしの神様なのではないかと書いたが、実際のNEWSは泥臭く必死に生きているようで、そんなところはとても人間的だ。
もがき苦しみながら懸命に前へと進もうとする4人の姿は、本当はキラキラとしたイメージをまとっていなければならないアイドルにはふさわしくないのかもしれない。
それでも、どんなに泥臭くても、顔をゆがませ声を振りしぼりながら、必死に気持ちをこめて歌う姿に心動かされずにはいられない。
しんどい日常に寄り添って、ともに苦しみともに喜び、そして生きる道筋を暖かな光で照らしてくれる。
わたしにとってNEWSはそんな存在で、だからこそとても愛おしい。
ひとが祈るのは、そこに愛があるからだと思う。
自分のためでも他人のためでも、そこに愛する誰かがいるから祈る。
NEWSやファンが宗教的だとしても、それだけ双方に想い合う気持ちが強いのだと思えば、それはむしろ愛にあふれた素晴らしい関係なのではないか。
祈りは愛に満ちている。
彼らにたくさんの喜びと幸せを与えてもらって、それでもわたしが返せることなんてほとんど何もない。
だからささやかだけれど毎日祈っている。
あなたたちがいつも、そしていつまでも、幸せでありますように。
記念日
もともと今日はブログをアップするつもりで、途中まで書いた文章が下書きに残っているけど、それは一生陽の目を見ないことになった。
今日6月11日は、わたしが増田さんに堕ちた記念日だ。
2015年の6月11日からわたしのNEWSは始まった。
だけどまさか、こんな内容の記事を書くことになるなんて、一週間前までは思ってもいなかった。
「未成年」「飲酒」
この数日で何回この言葉を目にしたことだろう。
そのたびに心がえぐられ悲鳴をあげる。
違うと叫びたい。それなのにテレビもネットも残酷な事実を突きつけてくる。
暗い色のネクタイを締め、やつれた顔で謝罪をする、大好きなひとたち。
わたしの「好き」は完全に行き先を見失い、迷子になってしまった。
最高に楽しかったEPCOTIAツアー。
あの時あんなにキラキラと輝いていたものが、急に色あせてしまったように感じた。
その日によっても、いや同じ一日の中でも感情がめまぐるしく変わる。
活動自粛が発表された当日は熱を出して寝込み、翌日は回復したのでひたすらネット上に情報や意見を求めてみて、いろんな人のいろんなツイートやブログを読んだけど、ほぼすべてに共感しかなかった。
失望、怒り、悲しみ、あせり、苦言、激励、応援、希望。
どれもが全部自分の中にある感情だったし、誰のどの意見を見ても何が正解なのか分からないまま、何かしないといられなくて番組宛にメールやハガキを書いて送ってみたりもした。
でもわたしの「好き」はずっと迷子だった。
この3年間、ずっとNEWSが好きという気持ちをエネルギーにしてたんだんだな、とこんな時に実感した。
そして今でも大好きなんだ。ただ行き先がわからなくなってしまったんだ。
ずっと、どうしてこうなってしまったんだろうと、答えのない問いを考え続けていた。
もちろん本人たちにも責任があるのは間違いない。
大好きな人たちだから本当は認めたくないけど、でも実際そうなんだから仕方がない。
なんでよりによって取り上げられたのが「未成年飲酒」だったんだよ。
ほかでもない自分たちが、過去にそれでメンバーを失い、一番大変でつらい思いをしてきたんじゃないのかよ?
そういうことを経験しているのだから、ただアイドルとしてという以上に、そこは気をつけていると思っていた。
もちろん確認したんでしょう。でも口頭で言われて信じてしまうのではなく、そんなボーダーライン上の子と飲むこと自体をやめて欲しかったよ。
事務所の判断としては、アルコールを飲むことを煽った行為の方を問題としているし、もちろんそんな飲み方して欲しくなかったけど、それよりも未成年飲酒で過去にメンバーを失ったグループが、またも未成年飲酒で問題を起こしたことがわたしは悲しくてしかたなかった。
それが何を意味するかがわからない人たちじゃないはずだ。わたしがずっと見てきた姿はそうじゃなかった。だからこそ余計に失望してしまった。
もうひとつの責任はファンの存在だ。
わたしは自分がネガティブな意見に同調しやすいことを知っているから、できるだけそういったところには近づかないようにしていた。
だからなんとなくざわついてる気配は感じるものの、実際の荒れた様子を目にしてしまうことはない。
昨年の騒動も今回の流出した音声とやらも、実際に見たり聞いたりしてないし、別にそれでいいと思っていた。楽しくオタクが出来るのが一番で、不平不満や愚痴や暴露やメンバー叩きなどは、わたしとは関係のないひとたちが、関係のないところで勝手にやっていることだと。
とんでもない勘違いだったと今では思う。
同じグループを、同じ人を応援するファン同士なのだから、関係がないわけなかった。
実際にこうやって、グループ活動に影響が出てしまった。
同じファンというだけでなく、同じSNSを使って意見を発信している時点で、わたしも彼女らも何にも変わりはない。
こんな事態になった責任はわたしにもあるんだ。
知らん顔して楽しんでいる間に、渦巻いていたドロドロした感情が勢いを増し、表に吹き出してしまった。
こうなる前にわたしに何かできたとは思わないけど、無関係な顔して楽しむだけ楽しんでいた自分は、なんて浅はかで頭が悪かったのだろうと思う。
そういう人もいること。そういう感情もあること。
きっと目をそらしてはいけないことだったんだろうと思う。
先に答えのない問い、と書いたけど、こうやって考えたところでわたしは何も出来ないし結論もない。
今はただいろんな番組や活動に対しての判断を待つしかない状態だ。
昨日はとことんネガティブにとらわれてしまってどうしようもなかった。
今日ブログが書けるまでに復活したのは、PON!での増田さんの笑顔を見たからだ。
もしかしてこの件に対してコメントを求められるんじゃないかと思うと怖くて、仕事でリアルタイムで見られないことがありがたかった。でも結局仕事中も増田さんが謝罪してたらどうしようとか、そんな顔見たくないとか、そんなことばかり考えてたんだけど。家に帰っていつも通りに笑ってる増田さんを見たら、ほっとして安心して、心がとても軽くなった。
状況が何も変わったわけではないのに、なぜか大丈夫と思えて、増田さんが、そしてNEWSが、やっぱり大好きだと思えた。
増田さんはジャニーズWebのNEWS RINGでもいつも通りの言葉で更新してくれて、それが心に響いてそれまで固くなってた気持ちがほぐれたのか、このことがあってから初めて泣いた。泣くことが出来た。泣くことも出来ないくらいの、辛くて凝り固まっていた気持ちを解放してくれた。
その後の〇〇でもいつも通りの更新で、今日のPON!でもいつも通りの笑顔で、でもそれってどれだけ大変なことなんだろうと思うんだ。
だって自分を取り巻く状況は激変してしまって、様々なことが不確定で、あるはずだったいろんなものを失って。
それなのにいつも通り笑ってくれる。それがどれだけ見ている人を勇気づけてくれることか。
NEWSは今までひとつひとつ大切に積み上げてきたものを失ってしまった。これからまた積み上げていけばいいというものではない、とわたしは思う。
だってものすごくマイナスからのスタートだ。ゼロに戻すまでにだってどれくらいかかるのか、想像もつかない。途方もない時間と労力をかけてなんとかゼロに戻せたとしたら、そこからまたひとつずつ積み上げて行かなきゃならない。
一度ついた悪いイメージは簡単には覆らないから、これからもNEWSが活動するたびにきっとつきまとうだろう。次にまた何かあったら今度こそ終わりだから、仕事を真摯に全力で頑張るのはもちろん、プライベートでも一切気を抜けないかもしれない。
今までは仕事を懸命に頑張って、だからプライベートでは息抜きして好きに楽しんで欲しいと思っていたけど、きっとそれはもう許されなくなる。
今まであなたたちがどれだけ頑張ってきたか知ってるから、それ以上頑張れなんて簡単に言えない。でもそうでもしないときっと生き残れない。
あまりの厳しさにくじけそうになるけど、そういう時に支えられるファンでいたいと、増田さんのおかげでそう思えるようになったよ。
増田さんの歌声を聴いた瞬間に転がり落ち、人生が変わった3年前の6月11日。
2年前の6月11日は人生初のライブのQUARTETTOで、一年間あれほど会いたいと願った増田さんに初めて会えた記念の日。
そして昨年の6月11日はNEVERLANDツアーのオーラス。とんでもなくすごいライブで、カッコいい4人の王子さまがとんでもなく大好きで、一生忘れられないような日だった。
そして今年は、想像もしなかった試練の真っ最中。だけど、行き場をなくした感情の行き先を、増田さんが指し示してくれた気がする。
もう一度NEWSについて行きたい、応援したいって思えるようになった。
しかしこうやって見ると毎年ドラマティックだな(笑)
でもしょうがないよね。NEWSっていうグループ自体がドラマティックなんだもんね。
そして4人とも好きだけど、やっぱりわたしはどうしようもなく増田担なんだなぁ、と思う。
きっとわたしはこれからもずっと、増田さんに導かれて歩んでいく。
声を届けるということ
増田さんがPON!の月曜レギュラーになった。
こんなに、叫んでしまうほど嬉しいニュースは久しぶりな気がする。
アルバムが発売され、ツアーももうすぐ始まるというわくわくとした気分の日々に、さらに喜びが加わって気分が盛り上がってしまった。
その日、増田さんがPON!に出演するという情報はツイッターで知った。
本当はZIP!への出演情報がアップされてて、だから起きてからずっとテレビ見ながら増田さんの出番を待っていた。
結局その情報が間違いだったらしく、ZIP!には最後まで増田さんが登場することはなかった。
そしてZIP!放送中にPON!公式ツイッターで増田さんの出演が告知されていたので、もしかするとZIP!とPON!が取り違えられて発表されたのかもしれない。
真相はわからないが、その告知ツイートを見て、たまたまその日休みだったわたしは汐留に行くことに決めた。
根が出不精で面倒くさがりなので、休みは家でダラダラ過ごすのが好きなわたしは、その日もそうやって過ごすつもりでまだパジャマでいた。
それから着替えて化粧して、番組開始に間に合うように出かけるのはわたしにはなかなかハードルが高かった。
でも、会える機会があるのに行かないのは、後できっと後悔することになると思ったのだ。それでもなんとなく気が重く、その日学校が休みだった長女を誘ってみたけど家でテレビで見たいと断られ、しぶしぶ重い腰を上げて準備した。
汐留までは家から約一時間。番組開始には余裕で間に合った。
PON!は汐留にある日本テレビのゼロスタで収録されている。
ビルの空間に突き出るように作られたスタジオで、あの派手な装飾が外からも見えるので最初はびっくりしたものだ。PON!の収録時は外から観覧することができる。
わたしは月曜レギュラーのカミナリを目当てに、何度か放送終わりを狙って行ったことがあった。
普段は平日の午前中なのでそんなに観覧の人は多くはない。
しかしこの日はさすがにいつもよりも多くの人が集まっていた。
観覧スペースは2ヶ所あって、every.のお天気コーナーで子どもたちが集まる大屋根広場のほうと、ゼロスタ前の通路を一部柵で囲ってスペースが作ってある。
わたしは少し迷ったけど、本番中スタジオの中が少しでも見えやすいと思って、通路の方の観覧スペースにした。NEVERLANDのグッズを身に付け、増田さんやNEWSのうちわを手にした若い子たちが最前にいるなかを、ひとりでそっと柵の中に入って待った。
わたしはうちわはさすがに持って来れなかったし(自意識で)、増田さんをひと目見られたらそれでいいくらいの感覚で、あまり何も考えてなかった。
番組開始時刻が迫り、ざわついた気配がしたので目をやると、出演者の皆さんと一緒に増田さんがエスカレーターを降りてくるのが見えた。特徴的な髪色はほかの出演者の中でもひときわ目立っていて、遠くからでも一発でわかった。
エスカレーターを降りた出演者集団がこちらに向かって歩いてきて、周りの子たちがおはようございます!と声をかけていたのでわたしも同じように青木アナや関根さんにおはようございます!と声をかけたけれど、増田さんが前を通る時は、もしこちらを見られたら困ると思って、無言で通りすぎる姿を見ていた。
少しくすんだオレンジ色の髪、肌があまりにも白くてきれいで息を飲んだ。
ライブ以外で増田さんを見たのはこれが初めてだった。
しかもライブの時よりもずっとずっと近い距離、手を伸ばせば触れられるくらいの距離を通りすぎていった。
動悸が激しくなりしばらくおさまらなかった。気づいたらいつのまにか増田さんはスタジオの中で椅子に座っていた。
スタジオなかほどから上はパネルがあって、ちょうど椅子に座った顔部分が遮られてしまうけど、首から下は見える。増田さんの着ていた衣装の白い背中が見えて、ガラス2枚越しで見えづらいなかをずっと目を凝らして見つめていた(まるでストーカー)。
番組が始まると周りはみんなスマホを見ていて、どうやらワンセグで番組を見ている人もいたようだった。
わたしはワンセグがなくて番組は見られないのと、ガラス越しとはいえせっかく増田さんが肉眼で見えるので、その背中ばかりずっと見ていた(だからストーカー…)。
公式ツイッターと新聞のラテ欄に、増田貴久重大発表の文字があったけれど、当然アルバムの告知だと思っていたので番組内容にはそれほど興味はなかった。
長女が家でPON!を見てるはずなので、何かあったら教えて、とは一応言ってあったけど。
番組が始まってしばらくは、背中しか見えないなかを必死で目を凝らしていたけど、そのうち中で移動してしまったらしく、誰の姿も見えなくなってしまった。
わたしもスマホをいじるしかなくなってなんとなくツイッターを見たりしてるうちに、周りからキャーーーという悲鳴、驚きの叫び声が上がった。
何か重大発表があったんだ、と悟ったけど内容がわからない。となりにいた子たちも同じくキョロキョロしていて、誰にも聞ける状況ではなく急いで長女にLINEで聞いた。(後から考えたらすぐにツイッターを見ればよかったのだが)
長女からのLINE
「まっすー」
「PONのレギュラー」
「4月から」
わたし「!!!!!!!」
まさかこんな重大発表があるとは思いもしなかった。
おさまっていた動悸が再び激しくなり、驚きとともに喜びがこみ上げて来た。
そして次に思ったのが、「増田さんに直接おめでとうを言おう!」
こんな時に汐留に来ていたのも何かの縁だ。
増田さんに言おう!
すっかりテンションが上がってしまっていたわたしは、そのことで頭がいっぱいになってしまった。
重大発表が終わり、そこでこの日の増田さんの出演は終了だったようでまもなくスタジオの外に出てきた。
歩いてくる増田さんにみんな拍手しながら「おめでとう!」と声をかけていて、増田さんはうつむきながら小声で「ありがとうございます」と繰り返していた。
わたしの近くに来た時に思い切って「おめでとう。頑張ってね」と声をかけると、うつむいたままチラッと視線を上げて一瞬わたしを見て、また小声で「ありがとうございます」と言いながら通りすぎていった。
心臓が破裂しそうに高鳴っていた。
まさか自担と言葉を交わす日が来るとは夢にも思わなかった。(まあほぼ一方的だったけど)
しかしわたしの浮かれた気持ちはすぐにしぼんでいった。
その瞬間を忘れたくないと頭の中に何度も思い浮かべると、どうしても気になることがあった。
それはわたしの声。
「おめでとう。頑張ってね」
わたしとしては精一杯の気持ちを込めて発した言葉のはずだった。
だけど何回頭に思い浮かべても、その時のわたしの声は平板でのっぺりしていて、全然感情がこもってなかった。
いや感情はこもってたけど、それがまったく表現できてなかった。
テレビを見ていて、素人さんが出演するとみんな言葉が棒読みに聞こえる。
わたしの声はまさにそれだった。
そしてプロが普段何気なくやっているように聞こえる感情豊かな表現が、
実際はどれほど難しいのかということを。
あんな声でおめでとうを言われても、きっと増田さんには伝わっていない。
どんなにびっくりして、どんなに嬉しかったのかということが。
たまたま観覧に来ていたおばさんが、気まぐれで声をかけてきたとしか思えなかったのではないか。
そんなおばさんが平板な声で「おめでとう。頑張ってね」なんて言っても、きっと伝わらない。
声で伝えるということがどんなに大変なことなのかを、わたしはこの時思い知ってしまった。
そして増田さんが今までどれだけ大変な思いをして、その声を伝えてきたのかを。
アイドルとは言い換えると、声で伝える職業なんだと思う。
歌にしろバラエティにしろ、その声で多くの人の心を動かしている。
特にNEWSは生歌で勝負しているから、その生の声でたくさんの人に思いを届けている。それがどんなにすごいことなのか。
そして声で伝えるということの難しさ、尊さ。 声で伝えるということを大切にしている増田さんは、これまでずっと戦ってきたんだ。その自分の声で。
それをわたしはこの日、痛いほどの実感として知ってしまった。
あれから二日経って、今このブログを書きながらアルバムEPCOTIAを聴いている。
その歌声が全員今までよりさらに進化していて、楽曲の良さももちろんだけど、あまりにも聴きごたえがあって震えるくらいに素晴らしい。
そしてこれほどまでに力を注ぎこんでくるNEWSが愛おしくて好きで仕方がない。
増田さん、手越くん、小山さん、シゲちゃんの歌声が、こんなにも心に響くことをたくさんの人に知って欲しい。
これからも増田さんはその声で、たくさんの人にたくさんのことを伝えていくんだろう。
CDやライブや、歌番組やそのほかのいろんな番組を通して。
そしてPON!のレギュラーになったことで、増田さんのその伝える機会がさらに増えることがとても嬉しい。
増田さんを目にする機会が増えて、増田さんのことを、その声の力をたくさんの人に知ってもらえるのが嬉しい。
わたしは増田さんの歌声がきっかけで人生が変わり、そして今ここにいる。
そんな人がこれからきっともっともっと増えていく。
声ではうまく伝えられなかったから、ここで叫んでおくね。
増田さん、PON!の月曜レギュラー本当におめでとう!!!!!!