Everything's beautiful

辺境の地で愛を叫ぶ

歌声と愛とバワリー

お題「NEWS LIVE TOUR 2019 「WORLDISTA」 仮想空間体験ログ」

 (お題お借りしました!いつもありがとうございます)

 

 

WORLDISTAツアー無事完走おめでとうございます!!

いやーすごいライブでしたね。

わたしはさいたまでログインしてきましたが、あれから一週間経つというのにいまだに余韻が抜けない。

 体はログアウトしても精神がずっとログインしっぱなしで、やたらと興奮状態が続いてて全然現実に戻れない。

脳内ではBGMで常にFIGHTERS. COMが流れてる。(おかげで仕事のときレジを打つスピードがめっちゃ早い。)

 

WORLDISTAのライブ、演出もセトリも衣装もMCも何もかももちろん最高だったんだけど、やっぱり4人の歌がすごかった。

9カ所27公演を回る今回のツアー。

こんなに何回も同じ公演をやるというのに、わたしが見たNEWSはこの一度きりの公演の、今歌っているこの一曲に全身全霊をかけてた。

てごちゃんも増田さんもシゲも慶ちゃんも、いまこの瞬間に命をかけて歌っているのが伝わってきて、ずっと圧倒されっぱなしだった。

わたしが好きなNEWS、面白くてかわいくてかっこいいNEWSをいつも見ていたはずなのに、こんなにもすごい歌を聴いて、その生き様を背負って歌うその姿を見て、ちっぽけな自分はすっかり打ちのめされてしまったくらいだった。

それくらいNEWSの歌は、聴いているわたしの鼓膜を通して脳に響きわたり、魂を震わせた。

 

そしてこんなに歌がすごいのに、その歌をただ聴くだけじゃなく、ファンにも一緒に歌わせてくれるところが、愛が重くて本当に大好き。

こんなにファンの歌声を求められたら、歌詞がモニターに出なくったって歌うよね。

愛を届けたくて、必死で声張り上げて歌ってたから、実は歌詞が出てなかったことにわたしは全然気づいてなかった。

U R not aloneはいつもそうだけど、セトリの最後であろうが3曲目であろうが(今回は5曲目)、とにかく全力で感情を爆発させながら力を振り絞って歌うNEWSと、それに負けじと声を張り上げ、声を求めるNEWSに応えたくて必死に歌うファンは、お互い愛が激重で最高だなって思う。

ライブは普通見に行く、聞きに行くものだけど、それに加えてNEWSのファンは歌いに行く、という部分もあると思ってる。

U R not aloneがセットリストに入るようになってから、NEWSと声を合わせたり、それぞれのパートを引き継ぎながら、大好きなアイドルとともに歌う喜びを知ってしまった。

一緒に歌うとそこに生身の人間の感情のぶつかり合いが生まれ、アイドルとファンという垣根を越えてしまうところが、最高にエモーショナルでNEWSのライブの醍醐味だと思う。

そしてファンが歌う大合唱を、両手を広げて全身で感じとろうとしてくれる姿が本当に大好き。

こんな全力のU R not aloneのあとは毎回燃えつきて抜け殻になるんだけど、ライブはまだ序盤。

そう、ここはまだ通過点であり、この歌がセトリの最後だったあのときを経て、今はまた最高を更新していく道の途中だということを、このあと思い知らされることになる。

 

ステージ上で歌い踊る4人は、どの瞬間も本当にかっこよくて素敵なんだけど、増田さんデザインの衣装といい、モニターに映し出される曲の世界観を表現した凝った映像といい、そのほかにもレーザー光線だったり流れ落ちる水だったり噴き上げる炎だったりのすべてが、見に来てくれた人にどうすれば喜んでもらえるかを考えつくして、周到に準備をし、ツアーが始まってからも改善を重ねた結果だと思うと、このライブを作り上げているものすべてが苦しいほど愛おしくなる。

そしてずっとそこにある圧倒的な歌声・・・・・・・。

‪今回のツアーのコンセプトは聴覚経由で体験する仮想空間というものだったけれど、無機質な印象がまったくなかったのは、そこにある歌声があまりにも温かく生きている生身の人間の歌声だったからなのではないかな、と思った。

聴覚から流れこむその歌声が愛で満ちているからこそ、NEWSが作るその仮想空間が人間味のあふれる温かい空間になったのかもしれない。

今回のセットリストのさくらガール、恋を知らない君へ、リボン、サンタのいないクリスマスと続く、思いが届かない系の曲4部作は、それを象徴しているように思えた。

この4曲は歌唱力もすごかったけれど、とにかく感情を込めて歌い上げるその迫力に圧倒されて、感情を揺さぶられすぎて涙が止まらなくなってしまった。

それぞれの演出、さくらガールでは大きな桜の木、恋を知らない君へではロボットのアニメーション(あまりにも感情のこもった歌声に引き込まれ、途中からモニターに目を向けることを忘れたのでストーリーが最後までわからなかった!)リボンはシンプルな照明とモニターに映し出される歌詞、サンタのいないクリスマスはクリスマスツリーと舞い降りる雪が彩るなかで、というそれぞれの見せ方もとても良かったけど、何よりそこに流れる歌声が圧倒的だった。

4人から目を離すことができなかった。

どうしてひとつひとつの声に、これほどまでに感情を込めて歌い上げることができるんだろう。

リボンはとても難しい曲だと思うけど、4人それぞれが自分のすべてをかけて歌っていることが伝わってきて、打ちのめされるほど苦しかった。

こんなにもすごい歌を歌うのに、4人は誰よりもアイドルで。

むしろアイドルだからこそ、ここまで歌えるのかもしれないとさえ思えた。

人生の半分以上をアイドルとして、誰かを喜ばせるために生きてきた彼らだけど、その人生を背負って、命をかけて歌うからこそ、こんなにも心揺さぶられるのかもしれない。

生きている歌声のパワーが直接わたしの鼓膜を震わせ、脳内に刻み込まれる感覚を、一生忘れたくないと思った。

 

 

一曲一曲が全部素晴らしくて褒めたたえたいんだけど、超絶長くなるのでどうしても触れたいとこだけ。

演出込みで一番やられたのはFIGHTERS. COM。

てごちゃんの突き抜ける高音「oh yeah!!!!」からのシゲアキの「FIGHTERS. COM」の低音。

そしてそこにたたみかける増田さんラップ。

さいたまの増田さんはフードをすっぽりかぶり、サングラスをかけてて全然姿が見えないのに超絶色気があって、死ぬほどかっこよくてわけがわからなかった。

 

I・ZA・NA・I・ZU・KIでは静かに佇む月と流れ落ちる水の演出と、テゴマスの美しいハモで心が狂いそうだった。

 

Strawberryではコヤマス、テゴシゲがそれぞれステージの左右に分かれて、途中でまたステージ中央に合流するんだけど、柵に腰掛けて歌う慶ちゃんの手を増田さんが引いて立たせてあげてふたりで歩いていくのに気づいてしまい、うう……こやますぅぅぅ!って悶えてしまった。

Strawberryは4人で作詞して作った曲だけど、その前に4人で作った曲である愛言葉は、最初タイトルに「てをひいて」と入っていた。

「てずてってとって」というフレーズから「て」をひくと「ずっと」になるという、とても増田さんらしいエピソードがすごく大好きで愛おしいんだけど、メンバーと一緒に作ったこのStrawberryという曲で、メンバーの手を引いて歩くのを見ていたら、増田さんにとっての絆って、大事な人の手を引いて一緒に歩くことなのかな、と思ったりした。ずっと一緒に。

 

 

‪NEVERLANDから続くコンセプチュアルツアー4部作は一貫してアンコールはなく、本編終わったあとの最後に現実への橋渡しとしての一曲がある。

そしてこのWORLDISTAのライブの最後の曲はLove Story。

この曲ではまたファンに歌のパートが割り当てられていた。

ライブの最後にまたNEWSと声を合わせて、一緒にひとつの曲を作りあげるその喜びを感じることができるのは、なんて幸せなんだろう。

今回は発売前の新曲で、しかも振りつきという難しさだったけど、それでもNEWSが「歌って?」って言うんだからそりゃ歌う。

モニターの歌詞を追いながら、振りを真似しながら必死で歌う。

NEWSに喜んでほしくて、声を届けたくて、その一心で歌っていると、そのファンの声に合わせて優しくてごちゃんと増田さんがハモってくれる。

こんなにあったかくて幸せな空間があるだろうか。

ここまでで一番の涙が流れたけれど、全部が幸せで流した涙。

 

そして最後に会場を包み込む大きな拍手でこのライブは締めくくられた。

 

増田さんの歌声に堕ちたあの日があって、こんなにNEWSを好きになったおかげで、こんなにもすごい景色を見られた。

歌声に導かれてここまで連れてきてもらったけれど、NEWSが心を込めて作り上げたこの空間でまたその歌声を聞き、心震える体験ができたのは本当に幸せだった。

 

ライブが最高であればあるほど、終わった瞬間からその記憶とともに感動も興奮もどんどん薄れていってしまうのがつらくて耐えられないんだけど、今回はライブが終わった次の日、わたしのまわりの世界がすごく輝いて見えた。

いつもの現実なのに、あなたがわたしと同じこの世界のどこかで生きていて、また会えるその日がきっとあると信じられることが、平凡な日常を輝かせてくれた。

いつもはそれぞれ別の人生だけど、また会って歌声で愛を交し合う日があるからがんばれる。

 

ツアーラストに発表された、次のテーマは「STORY」。

今度はファンから現実のストーリーを募集し、一緒に物語を作りあげていくという。

U R not aloneやLove Storyで、NEWSと一緒にひとつの曲を作り上げたあの幸せを、今度はライブ全体で感じられるものになるのかもしれない。

Love Storyで終わったライブが、次のSTORYへと繋がっていくのがすごくロマンティックでNEWSらしくて大好きだなって思う。

4部作の最後の締めくくりとなるライブに、ファンと一緒に物語を作るなんて激重の愛をぶつけてくるNEWSは、「NEWSに恋して」のゲームの中と比べても負けないくらい、愛が重くて甘い。

こちらはいつも好きで好きで死にそうな思いを抱いてライブに行ってるけど、NEWSもその気持ちはきっと変わらないんじゃないかなって本気で思う。

ツアー終わるのが寂しくて耐えられなくて、すぐに次の約束しちゃうところ、ファンもNEWSもどちらも負けないくらい愛が重くて、最高に大好きだ。

次に会えるその時に、また一緒に歌ったり一緒に物語を作ったりするんだなぁって思えるから、その日を楽しみに、それぞれの現実を生きていこうね。

今日は今日の、明日は明日の、きみにそう、ずっと恋しながら。