Everything's beautiful

辺境の地で愛を叫ぶ

記念日

もともと今日はブログをアップするつもりで、途中まで書いた文章が下書きに残っているけど、それは一生陽の目を見ないことになった。

今日6月11日は、わたしが増田さんに堕ちた記念日だ。
2015年の6月11日からわたしのNEWSは始まった。
だけどまさか、こんな内容の記事を書くことになるなんて、一週間前までは思ってもいなかった。


「未成年」「飲酒」
この数日で何回この言葉を目にしたことだろう。
そのたびに心がえぐられ悲鳴をあげる。
違うと叫びたい。それなのにテレビもネットも残酷な事実を突きつけてくる。
暗い色のネクタイを締め、やつれた顔で謝罪をする、大好きなひとたち。
わたしの「好き」は完全に行き先を見失い、迷子になってしまった。




最高に楽しかったEPCOTIAツアー。
あの時あんなにキラキラと輝いていたものが、急に色あせてしまったように感じた。
その日によっても、いや同じ一日の中でも感情がめまぐるしく変わる。
活動自粛が発表された当日は熱を出して寝込み、翌日は回復したのでひたすらネット上に情報や意見を求めてみて、いろんな人のいろんなツイートやブログを読んだけど、ほぼすべてに共感しかなかった。
失望、怒り、悲しみ、あせり、苦言、激励、応援、希望。
どれもが全部自分の中にある感情だったし、誰のどの意見を見ても何が正解なのか分からないまま、何かしないといられなくて番組宛にメールやハガキを書いて送ってみたりもした。
でもわたしの「好き」はずっと迷子だった。
この3年間、ずっとNEWSが好きという気持ちをエネルギーにしてたんだんだな、とこんな時に実感した。
そして今でも大好きなんだ。ただ行き先がわからなくなってしまったんだ。



ずっと、どうしてこうなってしまったんだろうと、答えのない問いを考え続けていた。
もちろん本人たちにも責任があるのは間違いない。
大好きな人たちだから本当は認めたくないけど、でも実際そうなんだから仕方がない。
なんでよりによって取り上げられたのが「未成年飲酒」だったんだよ。
ほかでもない自分たちが、過去にそれでメンバーを失い、一番大変でつらい思いをしてきたんじゃないのかよ?
そういうことを経験しているのだから、ただアイドルとしてという以上に、そこは気をつけていると思っていた。
もちろん確認したんでしょう。でも口頭で言われて信じてしまうのではなく、そんなボーダーライン上の子と飲むこと自体をやめて欲しかったよ。
事務所の判断としては、アルコールを飲むことを煽った行為の方を問題としているし、もちろんそんな飲み方して欲しくなかったけど、それよりも未成年飲酒で過去にメンバーを失ったグループが、またも未成年飲酒で問題を起こしたことがわたしは悲しくてしかたなかった。
それが何を意味するかがわからない人たちじゃないはずだ。わたしがずっと見てきた姿はそうじゃなかった。だからこそ余計に失望してしまった。

もうひとつの責任はファンの存在だ。
わたしは自分がネガティブな意見に同調しやすいことを知っているから、できるだけそういったところには近づかないようにしていた。
だからなんとなくざわついてる気配は感じるものの、実際の荒れた様子を目にしてしまうことはない。
昨年の騒動も今回の流出した音声とやらも、実際に見たり聞いたりしてないし、別にそれでいいと思っていた。楽しくオタクが出来るのが一番で、不平不満や愚痴や暴露やメンバー叩きなどは、わたしとは関係のないひとたちが、関係のないところで勝手にやっていることだと。
とんでもない勘違いだったと今では思う。
同じグループを、同じ人を応援するファン同士なのだから、関係がないわけなかった。
実際にこうやって、グループ活動に影響が出てしまった。
同じファンというだけでなく、同じSNSを使って意見を発信している時点で、わたしも彼女らも何にも変わりはない。
こんな事態になった責任はわたしにもあるんだ。
知らん顔して楽しんでいる間に、渦巻いていたドロドロした感情が勢いを増し、表に吹き出してしまった。
こうなる前にわたしに何かできたとは思わないけど、無関係な顔して楽しむだけ楽しんでいた自分は、なんて浅はかで頭が悪かったのだろうと思う。
そういう人もいること。そういう感情もあること。
きっと目をそらしてはいけないことだったんだろうと思う。


先に答えのない問い、と書いたけど、こうやって考えたところでわたしは何も出来ないし結論もない。
今はただいろんな番組や活動に対しての判断を待つしかない状態だ。
昨日はとことんネガティブにとらわれてしまってどうしようもなかった。
今日ブログが書けるまでに復活したのは、PON!での増田さんの笑顔を見たからだ。
もしかしてこの件に対してコメントを求められるんじゃないかと思うと怖くて、仕事でリアルタイムで見られないことがありがたかった。でも結局仕事中も増田さんが謝罪してたらどうしようとか、そんな顔見たくないとか、そんなことばかり考えてたんだけど。家に帰っていつも通りに笑ってる増田さんを見たら、ほっとして安心して、心がとても軽くなった。
状況が何も変わったわけではないのに、なぜか大丈夫と思えて、増田さんが、そしてNEWSが、やっぱり大好きだと思えた。
増田さんはジャニーズWebのNEWS RINGでもいつも通りの言葉で更新してくれて、それが心に響いてそれまで固くなってた気持ちがほぐれたのか、このことがあってから初めて泣いた。泣くことが出来た。泣くことも出来ないくらいの、辛くて凝り固まっていた気持ちを解放してくれた。
その後の〇〇でもいつも通りの更新で、今日のPON!でもいつも通りの笑顔で、でもそれってどれだけ大変なことなんだろうと思うんだ。
だって自分を取り巻く状況は激変してしまって、様々なことが不確定で、あるはずだったいろんなものを失って。
それなのにいつも通り笑ってくれる。それがどれだけ見ている人を勇気づけてくれることか。

NEWSは今までひとつひとつ大切に積み上げてきたものを失ってしまった。これからまた積み上げていけばいいというものではない、とわたしは思う。
だってものすごくマイナスからのスタートだ。ゼロに戻すまでにだってどれくらいかかるのか、想像もつかない。途方もない時間と労力をかけてなんとかゼロに戻せたとしたら、そこからまたひとつずつ積み上げて行かなきゃならない。
一度ついた悪いイメージは簡単には覆らないから、これからもNEWSが活動するたびにきっとつきまとうだろう。次にまた何かあったら今度こそ終わりだから、仕事を真摯に全力で頑張るのはもちろん、プライベートでも一切気を抜けないかもしれない。
今までは仕事を懸命に頑張って、だからプライベートでは息抜きして好きに楽しんで欲しいと思っていたけど、きっとそれはもう許されなくなる。
今まであなたたちがどれだけ頑張ってきたか知ってるから、それ以上頑張れなんて簡単に言えない。でもそうでもしないときっと生き残れない。
あまりの厳しさにくじけそうになるけど、そういう時に支えられるファンでいたいと、増田さんのおかげでそう思えるようになったよ。




増田さんの歌声を聴いた瞬間に転がり落ち、人生が変わった3年前の6月11日。
2年前の6月11日は人生初のライブのQUARTETTOで、一年間あれほど会いたいと願った増田さんに初めて会えた記念の日。
そして昨年の6月11日はNEVERLANDツアーのオーラス。とんでもなくすごいライブで、カッコいい4人の王子さまがとんでもなく大好きで、一生忘れられないような日だった。

そして今年は、想像もしなかった試練の真っ最中。だけど、行き場をなくした感情の行き先を、増田さんが指し示してくれた気がする。
もう一度NEWSについて行きたい、応援したいって思えるようになった。

しかしこうやって見ると毎年ドラマティックだな(笑)
でもしょうがないよね。NEWSっていうグループ自体がドラマティックなんだもんね。

そして4人とも好きだけど、やっぱりわたしはどうしようもなく増田担なんだなぁ、と思う。
きっとわたしはこれからもずっと、増田さんに導かれて歩んでいく。